わたしの金投資
2017年4月より金・プラチナを田中貴金属さんで毎月積み立てています。
積立額は月1万円!その時々の情勢に合わせて金とプラチナの割合を変えています。
一般的には保有資産の10~15%を金で保有することが推奨されているそうですが、積立なのでそこは気にせずやっています。
なぜ金投資をしているか?
私が金投資をする理由は以下の通りです。
- 科学の進歩にあわせて世界全体が豊かになり、これまで金を買えなかったような国(新興国)の人々が金を欲しがると考えるから。私の主観ですが、新興国は“宝飾品としての金”を好きな傾向にあると考えている。
- インフレのリスクヘッジとして。
- 地球上にある採掘可能な金の量には限界があるので、近い将来に今の在庫を再利用せざるを得なくなったとしたら、金の価値がもっとあがるかな?と期待するから。

かつて私は、「金グラム7000円信者なんです!!」と言ってたのですが、コロナのおかげで一時的に7000円突破したんですね。まさに有事の金!
なぜプラチナ投資をしているか?
プラチナは本来は金よりも希少価値がある(18分の1)はずなのですが、環境問題のため、プラチナの主たる消費分野である自動車排ガス浄化装置向けの消費が減少していること、中国の宝飾向け需要が減少していることが主な原因で、その価格が低迷しています。
しかし、新エネルギーにプラチナが必要になり、需要が増す可能性があるそうなので、大化けを期待してプラチナ積立もしています。
同じ工業用の貴金属パラジウムが、プラチナに比べて異常に急騰していること、今後工業用にプラチナ需要が高まり価値があがると、中国の宝飾向け需要も戻るのではないか?というママコアラの思惑もあります。



プラチナとダイヤの相性って女子的には最高じゃん!
現在の積み立て状況(2022年3月現在)
有事の金の名の通り、2022年2月24日のウクライナ侵攻を受けて、金が暴騰したため、現在20万ほどの含み益になっています。



現在の積み立て状況はこちらです。


金 | プラチナ | |
平均取得単価 | 5884円/g | 3815円/g |
損益 | +16万4886円 | +4万7262円 |
地金残高 | 68.27573g | 54.76484g |



コロナショックの時も、初動で暴落、その後上昇していました。
金投資をして金の値動きに興味をもつことで、株式投資をする上での力にもなると思います。
地政学リスクやインフレに強い金ですが、利上げにはとても弱く、2013、2014年あたりのドル建ての金を見ても分かる通り、利上げ時には暴落します。



そういう時はたくさん買えるのが積立のいいところですね!
金の保管方法や手数料は?
貴金属を積み立てる場合、取り扱い会社によって保管方法や手数料に違いがあるのでご注意ください。
私は、特定保管(取り扱い会社が倒産しても、購入した貴金属は100%手元にもどる)にこだわったため手数料は高めです。月1万円の積み立てに対し250円(田中貴金属 2020年7月)の手数料がかかります。
もう一つの保管方法は、消費寄託(取り扱い会社に購入した貴金属の所有権が移転するため、顧客はその返還を請求できる権利をもつ)です。倒産リスクが伴いますが、手数料が比較的安くなるというメリットがあります。



金は長期投資と考えているので、特定保管にしました!
金投資には金ETF(上場投資信託)を買うという方法や、金相場が大きく動くときは、フジトミのような金取り扱い会社の株を買って短期勝負にでるという方法もあります。
金投資については、東証のサイトに詳しくまとめられています。
プロも勧める金投資
金の下落率は低い
こちらの本を参考に書きます☟
アブダビ投資庁の元日本株ファンドマネジャーにして、ジム・ロジャーズの弟子である林則行さんの「株の暴落サインを見抜く方法」という著書には、
2014年末~2020年末の6年間で
- 金は6年間で58%上昇(ドル建て)
- 金は上昇過程で最大16%の下落にとどまった
- NYダウ、GAFA、日本株も大きく上がったが、途中で3割超えの下落があった
と書かれていました。
※ちなみにダウは72%、日経は57%と金以上に上昇しています。
ここでのポイントは金の下落率の低さです!積立はやっぱりほったらかしが吉!下落率が低い方が、安心して積立投資できます!
また、著者の林則行さんは「金には長期上昇を支える公式がある」とおっしゃっていました。
「通貨の伸び>経済の伸び」が金価格を押し上げる
通貨>経済>金の生産量
これは伸び率を順番に表したものだそうです。
伸び率が低いもの程希少価値がでて、価格が上昇するということだそうです。



コロナ後の金融相場、金余り…。まさに納得せざるを得ませんね。
自分が相場に対して過度に楽観的になっていないか、常に自問自答する必要がある逆張り投資!そのために、この本はを時々読み返そうと思います。
デフォルトについても詳しく書かれており、とても勉強になりました。
資産運用の最大の敵はインフレ
投資をする人にとって恐るべき、そしてあまりに過小評価されている共通の敵がいる。インフレーションだ。インフレは、誰にでも、特に引退後のシニア層に打撃を与える。
引用文献:「敗者のゲーム」日本経済新聞社出版 チャールズ・エリス著
連邦準備銀行は2%のインフレ目標を掲げていますが、チャールズ・エリス著の「敗者のゲーム」によると、2%ずつインフレが進行すると、36年で購買力が半減するそうです。



金は金利も配当も生まないので、大きく買うことはできませんが、老後のインフレヘッジにこれからも淡々と積み立てていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!