まえおき
子供は先々計画だてて行動するのが苦手なものです。
私は子供だから仕方がないとあきらめて、時間管理を親の仕事にしていました。
しかし、小学校の面談で中学受験について相談したら、担任の先生に「中学受験で成功している子は、時間管理ができている子が多い」と言われました。
兄コアラは何事にも好奇心があり、すぐ熱中するところが良いところなのですが、言い換えると時間管理が苦手です!
ひとつのことに集中して、次の行動になかなか移れません。
そこで、時間感覚を身につけ、時間を意識して行動させるためにはどうすればいいのかを調べてみました!
時間の教え方
時計の読み方
時計を教えるのってすごく難しいですよね。
私は、兄コアラが4歳の頃に時計のおもちゃと本をつかって、時計の読み方を教え始めました。
0分ぴったりの時間(〇時)と、30分の時間(〇時半)はすぐに覚えられましたが、長い針の読み方(詳細な分針の読み方)と短い針の読み方(例えば、4と5の間に短い針がある場合は4時となること。)を理解させることがとても難しかったです。
そこで、時計の勉強は一旦お休みし、学習用の時計を部屋に置いて、ときどき一緒に針を読んでみる程度の軽い学習のみを継続しました。
ちなみに私は「幼いころは時計を読むことよりも、時間感覚をつけてあげることが大事」だと考えています。
とはいえ、時計のおもちゃや本に触れ、一緒に時計の勉強をするのは楽しいので、ぜひトライしてほしいとは思います。
こちらを使用しています☟
- 時針・分針がそれぞれ目盛と同じ色をしているので時刻が読みやすい
- 目盛に0〜59の数字がついているので覚えやすい
- 時間別に色分けしたサークルで時間が分かりやすい
おすすめとけいえほん!
音と光で時間を教えてくれるので、小さな子でも簡単☟
- 〇時〇分と読み上げてくれる
- 短い針が指す数字が光るため、読むのが簡単!(4時台は4の数字が光る)
- クイズ付き
未就学児の段階で時計が読めなくても焦る必要なし‼小学校で教えてくれます!
「ぴったりの時間(〇時ちょうど)と半の時間(30分)が小学校までに理解できれば十分だ」
くらいの気持ちで時計の勉強をすすめましょう!
時間感覚のつけ方
子供が時計を読めないころは、
「長い針が3のところに行ったら家に帰るよ」「長い針が5のところに行ったらお風呂に入ろう」などと声掛けをしていました。時計が読めなくても、刻々とすすんでいく時間の長さを意識してほしかったので、こまめに時間の声掛けはしていました。
脳科学おばあちゃんこと久保田カヨ子さんは、子供に時間感覚をつけさせるためにに“3分”の長さを利用されていました。
具体的には、砂時計やタイマーを使用し、「正確な3分の感覚」が身につくように教えていたようです。
これはすごく実践的ですね。大人でも、時計をみないで1時間経ったかどうかを知るのは難しいです。
砂時計を使って、子供に小さな「時」の単位の感覚を身につけてもらおうと思います。
時間の感覚を身につけてもらうための砂時計なので、時間のずれが少ないものがいいと思い、
こちら☟を購入
※こちらの商品は「1分あたり±1秒程度の誤差は発生いたします。」と記載されていました。
砂時計をひっくり返して、「砂が落ちきるまでに着替えをしよう!」「砂時計何回分で朝ごはん食べられるか」など楽しみながら時間感覚トレーニングをしています。
砂時計以外にも、長針の間隔5分や鳩時計などもおすすめです!
時間を意識して行動させる方法
時間を意識させるポイント
- アナログ時計を使用する(視覚的に時の長さを実感しやすい)
- 「はやくしなさい」「そろそろやめなさい」などあいまいな表現はせず、時計を指して、「〇時までに終わろう!」などと、具体的に声掛けをする。時計が読めない子に対しては、「長い針が3になったら帰るよ」という具合に声掛けをする。
- タイムリミットを決める。宿題がなかなか始められずダラダラしてしまうときは、「宿題は、〇時までには終わろう」と声掛けし、子供に時間配分をさせ、開始時間を決めさせる。
- 勉強をしている時は、「プリント1枚、5分かかったね。このくらいの量なら5分でできるんだね」というように、勉強量と時間をつなげてあげる。また、「たった5分で終わるんだ」と思わせることで、勉強のハードルをさげる。
中学受験塾は子供の時間管理をどう考えているのか?
我が家は中学受験を考えています。
時間を意識させたい理由は、日常生活リズムを整えることよりも、勉強をさせたいからということが大きいかもしれません。
各社のホームページから抜粋させていただきました。
早稲田アカデミー
同じ量の学習を行い、その成果が一緒ならば、短時間で行えた方がよいのです。時間は有限ですから、与えられた時間の中でどれだけの学習量をこなすことができるかは、特に受験学年になると、非常に重要なポイントになってくるのです。
この「時間あたりの学習量」を増やすために、低学年の間(小3ごろ)に短い時間で効率のよい学習を経験させることが必要なのです。
(勉強を)始めた時間、終わった時間を書くのがよいでしょう。所要時間がある程度定まってきたら、次には制限時間を設けるようにしていってください。
勉強の量と所要時間の感覚をつけるだけではなく、さらにそれを早める練習を低学年からさせるのか。さすが受験塾ですね。
我が家はこちらを使用中☟
・集中力を高めるとされる青色を秒針に採用
・スヌーズボタンを押すと光る
・光と音でお知らせ(切替式/タイマーのみ)
・見やすく、操作もしやすい25度の角度
・ストップウォッチ機能
・カウントダウンタイマー機能
サピックス
サピックスのホームページに時間管理に関して記載されているページは見つけられませんでした。
ただ、宿題(サピックスは復習主義なので授業の復習が多い)は、
(低学年の場合)一日に10分でも15分でもよいので、小分けにしてちょっとずつ、その代わり毎日やるようにしてください。そのほうが学習効果もあり、学習の習慣も身につきます。
と書かれていました。
毎日15分やる!というふうに時間を区切って勉強したら、「集中するとたくさん勉強がすすむ」「ダラダラするとすすまない」ということに気づいてくれるかも!
同じ時間の長さでも、取り組み方で成果の量が変わる感覚が身に付くといいな~。
栄光ゼミナール
長い時間、やみくもに勉強していても効率的とは言えません。受験勉強では常に時間を意識することが大切です。入試本番でも時間配分は重要なポイントとなりますので、家庭で勉強する時も細かくスケジュールをたて、時間を決めて取り組みましょう。勉強中、目のつくところに時計を置くなどして、日ごろから時間を意識するクセをつけるとよいでしょう。
日能研・四谷大塚
時間管理に関する記載を見つけられませんでした。
時間割を使って時間管理
我が家はこんな時間割を使っています☟
- 時間割があると、勉強を後回しにしたくても、後に勉強をするための時間がとれないことを見える化してくれる。
- 時間割は親子で一緒に作る。自分で決めたことだから守らなくてはという意識が働く。
- ホワイトボードなどを使用し、習い事のある日、ない日などパターンごとに作成する。
こちらの本をホワイトボードの横に置いています☟
時間管理のメリット、具体的な方法、偉人たちの時間管理術などが子供向けに書かれています。
仕事もプライベートも充実している人は、時間管理がうまい人が多いそうです‼
小さいうちから、その能力を大切に育てていきたいと思います。