我が家の兄弟喧嘩の実態
兄コアラ(小1)とリトルコアラ(年少)の喧嘩は激しくて見ていられないほど…。
しかもその原因があまりにも些細な事ばかりなので、毎日毎秒喧嘩を見せつけられる感じです…
喧嘩の原因は…、
- (レストランにて)長男は次男に子供用の椅子を使わせたい→次男は使いたくない→長男はそれを許さない→叩きあいへ
- 長男はママの横で寝たい、次男はママと長男の間で寝たい→蹴りあいへ
- 長男の方が早く車にたどり着いた→次男は怒って車に乗らない
- 車のドアを先に開けたのはどっちだ?からケンカに発展
- 次男と長男のやりたい遊びが違う→違うことすればいいのに、同じ遊びを強要しケンカへ
- 次男が一人で遊んでるのに、その遊びのルールを長男が決めてケンカへ発展
そこら中に喧嘩のネタが落ちていて、飽き足りません…。
長男4歳、次男1歳のとき、長男が鋭利なおもちゃを次男に向けて、次男の目に直撃…。眼科を受診し、結果的には何もなかったのですが、兄コアラはいつも顔を狙いがちで目が離せません…。
ちなみに長男、次男ともに友達とは喧嘩しないようです‼
兄弟喧嘩は信頼の証なんでしょうか…。
兄弟げんかのメリットを知ることで私のストレスが減ると思い、今回調べてみることにしました‼
兄弟喧嘩のメリット?
グーグル先生で調べましたが、
「社会性を身につけるための練習になる」「ストレスの発散になる」「手加減を学べる」といった月並みなことしかでてきませんでした。
そのくらいのことじゃ、兄弟げんかを穏やかな気持ちで見守れません!
だって、
兄弟喧嘩以外でもこれらのことは学べるでしょ!
しいて言うなら、
北里大学薬学部の岡田典弘・特任教授らの研究、「闘魚の闘争時における2個体の行動と転写産物の同調現象の発見」に期待を寄せたいと思います。
2匹の闘魚 (Betta splendens) を同じ水槽に入れて戦わせたところ、それらの行動パターン及び、脳における遺伝子の発現パターンが同調するという現象を発見しました。
しかも同調する遺伝子の発現量はペアーごとに異なりペアーに特異的であることが見出されました。
これらの発見は、高等動物で対になった社会的な関係が生じたときには、競争的であれ協同的であれ、その相互作用によって相互の個体の脳中での遺伝子発現がペアー特異的に同調するという可能性を示唆します。
将来的には戦いのみならず、共感という現象をも分子生物学的に説明する手がかりになると期待できます。
引用元:闘魚の闘争時における2個体の行動と転写産物の同調現象の発見
私は、姉と年子なのですが、子供の頃に数えきれないほどたくさんの喧嘩をしてきました(暴力的なものから悪口的なものまで)。しかも高校生くらいまで毎日しっかりケンカをしていました(笑)
大人になった今、かなり仲良しです。そして感性が似ているので、今では大切な相談相手になっています。
兄弟喧嘩を繰り返すことで、脳のパターンや働きが似て、将来良き同志になってくれるとしたら、これはかなりのメリット!
また、
NHKの地球ドラマチックという番組で、兄弟のヒミツ~敵か味方かライバルか~という特集をしていました。
6組の兄弟をあつめて、いろいろなゲームをさせて、その関係性を観察するという内容でした。
その中で、専門家が言っていたポイントは
- 兄弟は、1時間に8回ケンカする
- 2歳前後の年の差が一番ケンカをする
- 姉がいる男の子は35%競争意識が低下する
- 兄弟間の競争から、立ち直る強さ、全力を尽くす方法、感情の制御を学ぶ
- 激しいケンカばかり目につくが、よく観察すると、思いやりと助け合いに満ちている
我が家は男児同士で3歳差…。争いが激しくてあたりまえなんですね。
兄弟喧嘩によって強いメンタルを見につけてくれたらうれしいな!
兄弟喧嘩の対処法
我が家の喧嘩ルール
- 叩くなら顔は狙うな
- 先に手を出した方が悪い
- 叩くのは一回だけ
- 最終的に喧嘩が止まらない場合は、ママからの制裁とジャッジがある(基本的に両方が悪いというジャッジ)
- お兄ちゃんだから我慢しろとは言わない
- ケガしなそうならほっておく
ただこれが正しいのかどうか…
喧嘩ルール(ネット調べ)
- 親がジャッジしない
- 許せる範囲、許せない範囲を予め決めておく(手加減を教える)
- 喧嘩になった理由をきちっと両方から聞き、それぞれの気持ちを確認する
- すぐに止めず、少しの間、見守る
我が家のルールと一致するところが多いです!
ということは、一般的な兄弟喧嘩の対処法をしているにもかかわらず、私はストレスを感じているということですね…。
やはり私の心の持ちようが大切ということですね…。
兄弟喧嘩との向き合い方
兄弟喧嘩を調べていると、
「兄弟げんかを悪いものだと思わない」
という一文を発見!単純ですが、この言葉に少し救われました。
兄弟喧嘩が子供の成長のために必要だとか、必要じゃないとか、そういう計算なんていらない!
兄弟喧嘩をすることは悪いことじゃない!と捉えることで、ストレスなく傍観できるのではないか?
私の大好きな脳科学おばあちゃんの、カヨ子ばあちゃんは、
「ケンカのひきどきだけは教えておきなさい」
とおっしゃっていました。
過剰な攻撃は、身体的にも精神的にも子供にとって危険です。
これ以上のケンカは危険、相手は戦闘意欲を失っているなど、ケンカのひきどきを教えることから始めようと思います。
そして、「兄弟げんかは悪いことではない」という言葉を心に、許容できる範囲は見守りのみの対応としたいと思います。
また、教育研究家の征矢理沙さんは、
- 子供に兄弟喧嘩の理由を聞くときは、それぞれ別の場所で聞き平等に対応する
- いつもより過剰な攻撃や相手のコンプレックスを攻撃するような場合(身体的なこと等)は学校などで同じようなことをされている可能性がある
とおっしゃっていました。
参考サイト:ウチコト様「教育研究家に聞く兄弟喧嘩は止める?止めない?年齢別の対応法」
兄弟喧嘩を見ると攻撃的な方を責めがちですが、その背景にある気持ちにも気づいてあげられるママでいたいです。
息子達もたくさんケンカをして、闘魚や姉と私のように感性の合う、仲良し兄弟になるといいな!
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