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相場急落時の現金化は得策なのか?

ママコアラ

こんにちは!ママコアラです!

今日は、タイトル通り「相場急落時の現金化は得策なのか?」を考えていきたいと思います。

私は、ラッキーチャンスにいつでも出動できるようにキャッシュポジション(現金余力)は必ず残すようにしています。そして、地合いの悪いときは、下落による心理面への影響を最小限にするために、キャッシュポジションを投資資金の半分くらいにまで高めています。

私がいつも参考にしている投資家さん達も、相場が不安定な時は、「全部売って、今はオールキャッシュです。」とか、「キャッシュポジションを増やしました」など、現金化で対応されている方が多くいらっしゃるように感じます。

ネットで調べてみても、急落時は現金化を推奨しているものが多く、有名個人投資家の二億さんは、なんと、7割キャッシュポジションと日経記事に掲載されていました。

そんなこともあり、ショート戦略をとらない私は、「相場急落時は現金化こそ正義」と疑わなかったのです。

2022年は、インフレ退治のため、金利を睨んだ神経質な相場が続いており、私はずーっとキャッシュポジションを50%近くまで高めたポートフォリオを組んでいたのですが、

あれ…????

ママコアラ

下げの衝撃も少ないけど…。
同じくらいの資金規模の人より、反発時の恩恵も少ない…

資金規模が大きくなると、倍速でお金が増えると聞いていたのに、半分しか運用してなければ、自分の半分しか投資資金がない人と同じ儲けにしかならないのでは??

あたりまえなのですが、やっとたどり着きましたw。ただ、地合いの悪いときに株を保有しつづけるのは、なにか根拠に基づいた自信がないと困難です。

そんなときにこの本と出会いました。

2人の投資家の経験

豊富な知識を持つ2人の顧客が1985年の同じ日に私に資金を預けた。顧客Aは年に1回、ニューヨークに来て、市場について議論し、おおむねわれわれの投資手法に満足を示した。一方、同様に豊富な知識を持つ顧客Bはさまざまなネガティブな出来事に反応して、20年のうち5回ほど現金にシフトした。例えば、顧客Bは9.11の直後、50%を現金にシフトしたが、顧客Aは全額を投資したままだった。彼らが投資を始めてから20年後、私は2つの口座の相対パフォーマンスが気になった。私は、ほんの数回市場から退出しただけでパフォーマンスにこれほどの大きな差異が生まれることを知って驚いた。顧客Aのパフォーマンスは顧客Bを1000%も上回っていたのである。

プレデンシャルの研究

彼らが30年に及ぶリターンを分析したところ、その間株式のリターンは債券やインフレ率の3倍以上になったが、投資家が30年間、つまり360カ月のうち10回に及ぶ重要な1か月間に現金にシフトするだけで、この優位性は完全に消滅していた。

テンプルトンの発見

「今日、投資家が犯している最大の誤りは現金を保有していれば安全だと思っていることだと言いたい。テンプルトンファンドでおこなっている1969~1991年までの23年間の研究では、皆さんが最も幸運な投資家で毎年市場の安値でテンプルトン・グロース・ファンドに投資をしたとしても、年間リターンは毎年市場の高値で投資をしてきた不幸な投資家よりもたった1%高いに過ぎないことが示されている。つまり、最良のタイミングで投資をすることと、最悪のタイミングで投資をすることの違いはわずか1%なのだ。

引用文献:ジム・カレン著 「長期的バリュー投資の基本と原則」パンローリング社

マーケットタイミングをはかり、現金化してしまうことで、一番の買い時を逃してしまうというリスクがあるんですね。また、株を現金化し証券会社に置いておくだけでは、金利もつきません。

長い目でみた儲けを狙うには、相場にお金を預け続け、貸株金利、配当などを貰い、いずれくるだろう上昇相場を待つのがいいのかもしれません。

ただ、下落相場で大きく張るのは、メンタルもきついし、何より、上げ相場で買えなかった魅力的な銘柄を買う資金が準備できないという最悪の事態になりかねません。

どのくらいの下落に心が耐えられるか?それは人それぞれです。私はこれまでの経験から、おそらく50%もキャッシュポジション作らなくても、ボラティリティに耐えられるタイプだと思います。

ママコアラ

今後は30%までキャッシュポジションを減らし、相場から逃げ過ぎないようにしようかなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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