こんにちは!ママコアラです。
かねてより、ロングだけの戦略では成績頭打ちと気がついてはいました。そんな中、2023年最後に読んだ、荻窪 禅さんの「順張りスイングトレードの極意」で、やっぱり下げ相場も勝ちに行きたいという気持ちが強くなりました。素人ながらに毎日相場に向き合ううちに、私がなりたいのは、投資家というよりトレーダーになってきているのだと思います。
やっぱり毎年指数に勝ちたい!
もちろん、基本的な投資スタンスは変わりませんが、2024年はショートを解禁しようと思います。
本の中の、「無謀な(負ける公算が高い)戦いは徹底的に避けよ」という一文を読み、ショートに挑戦しようという気持ちになりました。
筆者の荻窪さんによると、無謀な状況は3つ
- 明らかな下げ相場なのに買いにこだわり、買いのみで勝とうとすること
- 明らかに苦手な動きをする銘柄をあえてトレードして勝とうとすること
- レバレッジを掛けてイチかバチかの勝負に出たうえで勝とうとすること
これら3つのパターンで勝とうとするのは分が悪いとそうです。
下げ相場はキャッシュポジションを増やすというやり方で、自分なりにリスクヘッジをしてやってきましたが、これでは大きな下落には太刀打ちできません。そしてなにより、下げ相場でショートをするという、トレンドに沿ってただ持っているだけで儲かるというイージー相場を逃すことになります。
もちろんショートが難しいのは100も承知だし、本当にベアトレンドなのか、それともだましなのか?それがわかれば苦労しないということも理解しています。
もともと、コロナ初期の株価急回復の際、ダブルインバを逃げ遅れて大損したことから、国に逆らうショートは辞めようと心に誓ったのですから…。
今でもショートは怖いという気持ちは払拭できていません。それに大局はやはり国や日銀に逆らっていいことはないと思っています。
だから基本的にロングメインという方針に変わりはないけど、地合いが悪く、買いで入れる銘柄がないという場合のみ、インバースETFを買ってみようと思います。カタリスト的に地合いに逆行高する個別株がないか探して、見つからなかったら最終的にインバースを買うという予定です。
あくまで地合いから受ける影響へのヘッジとして、インバースを買ってみます。
この本に、インバースの買いタイミングや売りタイミングが書かれていました☟
私が実際どのタイミングでインバースを買うのかは…
いまのところ…雰囲気です♡
やってみて、失敗して、ルールを作っていきます。
持っている個別株が下落トレンドとなった場合の対処は、仮想ショートを使用しようと思います。仮想ショートとは、荻窪さんの造語だそうです。
短期トレーダーであってもたとえば優待に魅力を感じるなどの理由でどうしても長期でホールドしたいという銘柄もあったりするわけですが、日々株価の動きを見ているとここからはほぼ確実に下がっていくと確信できる局面に遭遇することは少なからずあります。そんな時は、下げたところで買い戻すことを前提に、含み損が実現損になろうとお構いなしに思い切って売ってしまうのです。後ほど目論見通りさがった時に買い戻せば、空売りで利益を出したのとまったく同じ結果となります。もし悪い予感が外れて上に行く場合ではどうしても欲しければ売値より高いことろで買い直す必要はありますが、もともと非常に高確率で下へ行くと確信したうえでの行動であったなら、保険料として割り切るべきかと思います。
引用文献 順張りスイングトレードの極意 荻窪禅著 彩流社
私の投資手法(不人気、逆張り、カタリスト買い)では、カタリスト的にテーマとマクロが一致したら高確率でハマる!と考える銘柄を買うのですが、なかなかマクロが期待する状況にならず、その間ダラダラ株価は下げていくという状況が幾度も起こります。しかし、「ストーリーは崩れていないから、ここで売却するのは投資家として敗北してしまう」と思い、これまでの私は、損切りライン下限までホールドしていました。
下落トレンドであることも、需給が想定以上になかなか回復しないことも、他の株よりも地合いの下げに反応していることもちゃんとわかっていたんです。なのに、ここで投げたらこれからの投資がぶれてしまうと思って、握って、損切りライン下限でギブアップ…。
個別株の下落に対しては荻窪さんのいうところの「仮想ショート」をすることで改善できると思います!明らかに売った方が有利な局面。ストーリーにこだわらず、一旦売って、落ち着いたころに買い戻し!これを取り入れます。
また、著者の荻窪さんは、ショートをしないことのデメリットとして、
常にロングのみで「買い方」の立場にしかいないのであれば、「売り方」の考え方や心理はある程度想像はできたとしても、なかなか実感が湧かないことになるはずです。その結果、仮にニュートラルな立場であったなら当然売りという判断をするような状況になったとしても、「もう少し様子を見たい」といった感じで損切りや撤退の判断が遅れてしまいがちになります。
引用文献 順張りスイングトレードの極意 荻窪禅著 彩流社
常に買い方にいると、相場が上がることだけを望んでしまうようになるのだと…。
やはり売り目線を知ってこそ、全体を見渡せるというわけかな。
地合いに対してはインバースを買う、個別株は仮想ショートをする。
この2つで2024年は頑張ってみたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!