図鑑はリビングに置くのが正解
なぜリビングに置くのがいいの?
私の母も教育熱心だったため、図鑑は各種あったのですが、リビングではなく子供部屋に置いてありました。私はリビングで一日中過ごすタイプの子供だったので、あまり図鑑を見た記憶がありません…。
お母さんごめんね。
子供には常に図鑑を手に取ってほしいと思い、図鑑はリビングに置いています。
以前、廊下を図鑑の所定位置にしたところ、図鑑を眺める時間が減った経緯もあります…。
子供って意外とめんどくさがり屋。目につかないところのものは、手に取ってくれない。
それに好奇心が強いので、わざわざ遠くのものを取りにいかなくても、視界に入るもので十分楽しめる…。やっぱり目につくところに図鑑を置きたい!
図鑑を選ぶときはこちらの本を参考にしました☟
我が家の本棚
きれいにディスプレイできずに積読(積みあげるだけ)になっている図鑑もありますが、そもそも私は積読信者なのでオッケーです。
積読(つんどく):買っただけで積み上げている本のこと。
読みきれるか心配して本を買うのをためらうとき、君は大きな損失をしている。
買わない時点で読む選択肢は消えるのだし、その本に二度と出会えなくなるかもしれない。
だからとりあえず買っておく。手元にあればいつでも読めるし、本は腐ったりしないのだから。
と東大のある教授はおっしゃっていました。
すごくいい言葉ですね…。心にしみる…。
リトルコアラ(3歳)は体を動かす方が好きなタイプで、あまり一人で本を読みません。なので、リトルコアラ専用ゾーンを作って、特別感をだしています!
リトルコアラはあまり図鑑に興味を示さないので、大好きな食べ物の図鑑を買いました。食べ物の知識を増やしてほしいわけではなく、図鑑を見る習慣をつけてほしいのです。
こちらは、本の領域を越えて、おもちゃのように遊べる図鑑です。めくって重ねてハンバーガーを作ったり…。
はじめての図鑑におすすめ☟
リトルコアラが一番好きな図鑑はこちら☟パティシエのところをいつも読み込んでいます(笑)
本棚上部にのっているこちらの図鑑は小さい子におすすめ!
ボードブックになっているので、破れません。また写真じゃなくてイラストなのも気に入っています。
イラストで描かれていると、簡素化され、写真より理解しやすいと思います。
小さい子むけの図鑑ですが、図鑑は比べながら見るのが楽しいので、6歳の今でも大好きな図鑑の一つです。
ニトリのスリッパたても図鑑収納にピッタリ!
図鑑の効果
「賢い子」に育てる究極のコツの著者 瀧 靖之さんは、 “本を読むときは、脳の中で「言語野」と呼ばれる「側頭葉」や「前頭葉」などの部分が活性化する。
図鑑の場合は、写真やイラストで視覚的にも刺激されるため、図形認識や空間認知を担う領域など、言語野以外の複数の脳の領域も同時に活性化する” とおっしゃっています。
この点に関しては、絵本も同じなので、図鑑特有とは言えないような…。図鑑じゃないと学べないこと、伸びないことが知りたい。
『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』の著者・小川大介さんは、図鑑のメリットとして、「要点が目立つように編集されていること」をあげてらっしゃいます。
これは知識を得るのに効率がいい。図鑑ならではのメリットですね。
ネットは知りたいことを解決するのには適しています。しかし、自分が想像もしないような知識をネットで調べだすのは難しい。その点図鑑は、前から順番に読み進めることで、想像もつかなかったような新たな情報に出会えます。
大人の私も図鑑を読みすすめると、知らなかったことに出会い、知的好奇心が刺激されます。子供は大人より無知な分、さらに好奇心が刺激されることは間違いないと思います。
図鑑を見て知的好奇心が刺激される→そこで得た知識を実体験につなげる→新たな疑問が湧き、好奇心が高まる→また図鑑で調べる!
そんなループを目指しています。
女優で図鑑好き、図鑑NEOのイメージキャラクターになっている芦田愛菜さんは、小さいころに初めて買ってもらった図鑑が「図鑑NEOの人間」だったそうで、そこから医学への興味とつながり、今は病理医をめざして勉強されています。
子供の興味はバカにできない。
それが将来を決めることだってある!いろんな図鑑を与えて、そこから自分の好きなことを見つけてほしいな。
かしこくなれる!図鑑の使い方
学研の図鑑 LIVEのパンフレットより引用させていただきました。
宇宙飛行士の山崎直子さん
幼少期より本が好きで、よく図書館に行っていたそうです。宇宙戦艦ヤマトというアニメから影響を受け、宇宙に興味をもったそうです。
そのころ、親に買ってもらったのが「星の図鑑」。小学生のころは、図鑑の写真を眺めたり、写真を書き写したりして遊んでいたが、中学生になると自分の知りたいことを図鑑で調べるようになった。
図鑑のいいところは調べたかったこと以外の情報もついていきて、興味が広がるところだとおっしゃいっています。
小川大介さんと同じことをおっしゃっていますね。子供の成長には、大人の助けは不可欠なんだなと痛切に感じます。
図鑑+五感で知識を深める。図鑑を読むだけでなく、五感を刺激するような実体験と結びつけることで、知識がぐ~んと深まる。
古物生物学者 平沢達矢さん
幼稚園のころから図鑑が大好きだったそうです。
すでに親御さんの影響がありそうですね。親御さんが図鑑大好きにさせたんですからね。
幼稚園の頃から「学研の図鑑 大むかしの動物」という図鑑を読んでいたそうです。
他にも「水の生物」「昆虫」「動物」「宇宙」などの図鑑が好きだったそうですが、一番興味をもったのが「恐竜」。そこから実際に古生物学者への道を歩まれました。
図鑑にはたまたま開いたところからでも読み始められる自由さがあり、偶然、目にとまって、はじめてその生き物を知るという体験も楽しめるとおっしゃいっています。
絵本や物語系の本では不可能なメリット!
「すぐ読める」「途中からでも読める」「好きなところだけ読める」というのは、集中が続かない子供にとってかなり重要。
「知識を得るための図鑑」じゃなく、「活字を読む練習としての図鑑」というとらえ方もできるかもしれないですね
図鑑にはたくさんの絵や写真がのっています。これは、その生き物などの一瞬を切り取ったものです。この前や後で、その生き物はどんなふうに動いていたか、想像をふくらませてみましょう。「ふしぎだな」をどんどん調べよう!
デジタルえほん作家 石戸 奈々子さん
物心がついたときには、家に図鑑がたくさんあったそうです。図鑑は「体験」に近い読書体験ができる。
また「わっ!すごい!」という動機づけにはDVD動画がぴったり。
本物の体験をすることが理想的だけど、図鑑はほかの本よりも豊富な写真、動物などの大きさ、人間との対比といった情報にふれることで、リアルが想像でき、自分の知らない世界を知るきっかけにもなるとおっしゃっています。
ロボットコミュニケーター 吉藤 健太朗さん
私は、テレビ番組でこの方を知って以来のファンです。
自身の不登校経験から、遠隔操作で声や動きを伝えられるロボットを開発されています。吉藤さんもまた他の方同様に、幼いころに家に図鑑がたくさんあったそうです。
やりたいことをみつけるには、間口を広くして、さまざまな分野に興味を持つことが重要とおっしゃっています。
知識の間口を広げるためには図鑑はぴったり。
そのためには、子供が興味ある分野の図鑑を買うだけでなく、シリーズで幅広くそろえておきたいですね。
購入・準備段階で知識の間口を狭めるのはもったいないです。
図鑑をぱらぱらめくったり、外に出かけたりしてみましょう。いろいろなものを見たり、多くの人と出会う中で、きっとあなたの進みたい道が見えてきます。
芦田愛菜さんや他の著名な方を見てもわかるとおり、親の働きかけで、子供の人生が決まることもあるなと感じました。
自分の言動や関わりは、子どもにとって本当に重要なんだなと気が引き締まります。
我が家の図鑑の楽しみ方
比較のために各社図鑑をそろえる
図鑑は1社で完結しません!
他の会社の図鑑と比べることで知識が深まります。また比べるという行為そのものに好奇心を刺激する効果があると感じています。
兄コアラの好きな昆虫図鑑は各社そろえています。
基本的には、小学館の図鑑NEOでそろえています。
ドラえもん理由です(笑)キャラクターは子どもには重要だと思っています。キャラクターがあるほうが、うちの子は確実にはまってくれます。
図鑑のサイズはMOVE<NEO<LIVEとなっています。図鑑は場所をとるので、収納を考えて図鑑を選ぶのもいいかもしれません。
息子が興味のない分野の図鑑も買って揃えています。
我が家の図鑑エピソード1
先日、兄コアラが急に…
虫博士になるには、花や植物、両生類も調べなきゃいけないんだね。虫のエサだから。
花図鑑も見なきゃいけないね。
と言ってくれました‼
やっぱり図鑑はシリーズで揃えておくべき。親が知識を制限しちゃだめだなと思いました。
追記!
2021年、角川書店が新たに図鑑GETを出したので、さっそく購入!こちらはDVDはなし。その代わりにスマホと図鑑で一緒に遊べる仕様になっています。
スマホと連動することに対しては、我が子はあまりハマりませんでした。しかし、このキャラクター(ジェイク)のファンなので、楽しそうに図鑑を眺めています。
ジェイクは、どっちが強い!?という角川の科学まんがシリーズに登場しているキャラクターです。
ジェイクにハマれば、国語シリーズまで展開できます!
※漫画部分は一部なので要注意!
ポケット図鑑
お出かけにはポケット図鑑を持参し、いつでも調べられるようにしています。図鑑を持参することで、体験と知識が効率的に結び付けられます。
東大理Ⅲに子供4人をいれた佐藤ママもお散歩のときは図鑑を持参していたそうです。
変わり種図鑑
社会系図鑑も持っていますが、今のところ興味は示さず。いつかくるかもしれない日のために置いています。
イラスト多めで視覚的に理解できる。
実際の現象から元素を理解しようという感じになっていてわかりやすい☟
タグをめくると、各種内臓がでてくるので楽しい☟
図形の組み立てが学べたり、分数や数が視覚的に学べる☟
我が家の図鑑エピソード2
ママ~!四角すいと三角すいを作ったよ!
次男(4歳時)、図形を作るおもちゃ「ピタゴラス」で、四角すいと三角すいを作って遊んでいました。
読み込んでいない図鑑も多く、本当に積読状態ですが、そんなことは気にせず、もっとレパートリーを増やす計画です。
天才脳と子供の将来のための投資としては、図鑑は安い方ですしね。
長男が昆虫大好きなので、全力でその好奇心を応援中!
昆虫好きな子供のための記事はこちら☟
最後までお読みいただきありがとうございました!