私のVIX投資法！そのリスクと意外なメリット！

VIX指数（恐怖指数）とは？

VIX指数とは、ボラティリティ・インデックスの略で、シカゴオプション取引所がS&P500指数のオプション取引の値動きをもとに算出・公表している指数です。

簡単に言えば、米国株価指数S&P500の変動幅を指数化したものです。

株価の変動が激しいほどVIX指数は大きくなります。〇〇ショックと呼ばれるような株価急落時にVIX指数は跳ねあがるので、「VIX指数が高い＝株価下落」というイメージがあると思いますが、あくまで変動幅（ボラティリティ）が大きくなると、VIXはあがるので、株価急騰時にもVIX指数が上がる可能性があります。

しかし、株価は基本的に上がるときはゆっくり、下がるときは急激！個別株レベルなら好材料で急騰することもありますが、指数全体が急騰ということはあまりありません。

だから、VIX指数の上昇＝相場全体の下落予兆となり、VIX指数は恐怖指数と呼ばれているのです。

VIX指数の目安

VIX指数は通常は10～20の間で動きます。投資家が相場に不安を感じたときに大きく上昇する特徴があり、30を超えてくると、警戒領域と言われています。

VIX指数の過去最高はリーマンショックのときで、89.53を記録しています。ギリシャ通貨危機で46台、アメリカ同時多発テロで49台、コロナショックは80台です。反対に過去最低値は2017年に8台を記録しています。

私のVIX投資戦略

VIX先物上場投資信託（ETF）を買う

国際ETF 短期先物指数（1552）という上場投資信託でVIX指数に投資ができます。

分配金もなければ、信託報酬もとられます。

VIX指数が低いときに買う

ほとんどの物事にはサイクルがある。ひたすら一方向に動き続けるものなどない。空に届くまで伸びる木はない。それと同じで、市場にもサイクルがある。そして、利益や損失を生み出す大きな機会はそのサイクルを忘れたころにやってくる。

これはハザード・マークスの言葉です。こちらの本に載っています☟

ぶれない投資をしたい方は一読おすすめ！

市場には必ずサイクルがあり、いい時もあれば悪い時もあるのです。

適温相場や上昇相場が続くと、ずっと居心地のいい相場がつづくような気持ちになるものです。

しかし、そんな慢心、隙をついて、下落相場がやってくるのです。

そこで、私はVIX指数が低いとき、つまりみんなが恐怖心を忘れている頃にVIX指数先物ETFを買います。

目安で言えば、VIX指数が15前後で購入します。もちろんベースが低い、ベースが高いに合わせて多少融通をきかせます。

逆張りをすることで、自分が極度な楽観に傾くのを防いでくれるような気がします。

VIX指数はこちらのサイトで毎朝確認しています⇒こちら

1株ずつ買う

VIX先物ETFは「コンタンゴ」に注意しなければいけません。

コンタンゴとは、期日が遠い先物価格の方が、期日が近い先物価格よりも価格が高い状態のことをいいます。

簡単に言うと、先物には期日があり、同じものをいつまでも持ち続けることができません。そのため期日の近いものを売り、遠いものを買いなおすのですが、期日が遠い先物の方が高いことが多いため、「安く売って高く買いなおす」ことを繰り返していくことになります。

つまり、VIX先物を長く保有すると、減価していく（つまり安くなっていく）のです。

そのため私はVIX先物ETFを一度には買いません！

VIX指数が暴騰するのがいつになるかわからないため、長期戦を想定しているからです。

基本的に1株ずつ買います。1株だいたい2600円前後です（2021年6月現在）。

これで、減価に合わせて買い下がっていく感じになります。

VIX指数が急騰する時は、刹那で、VIX先物ETFはストップ高になったりします。そのため、買い下がりはOKとしています。

１株積立なので、なかなか枚数が増えず、利益が膨れませんが、一度にたくさん購入していた頃のほうが成績が悪いので、今後もゆっくり集める方針でいきます。

急騰初日か翌日で基本的に手じまいする

欲を出して1度目の急騰を逃すと、またVIX指数が安定し、減価していく日々に逆戻りしてしまいます。

なので、基本的には急騰当日か翌日で利益確定します。

もちろん、サイクルや社会情勢的にまだまだVIXがあがると予測する時は、この限りではありません。

元々は急騰当日に売却するというルールだったのですが、急騰翌日のほうが大きく上げているので、翌日売却ルールを追加しました。

ピンクの△が買った日、青の▽が売った日です。急騰初日に売ってるのですが、その翌日もVIXがはねていることがわかります。

VIX投資の最大のメリット

大きく儲けられていませんが、この戦略にして勝率80％になりました。

実は、上昇相場でVIX投資をすることは、儲け以上にメリットがあります。上にも書きましたが、上昇相場、適温相場で恐怖指数を見つめることは、「極度の楽観、慢心」に陥るのを防いでくれるのです。

常にニュートラルなメンタルで投資をして億をつかむ！そのためのVIX投資でもあるのです。

最後までお読みいただきありがとうございました！

VIX指数はインデックス投資にも使っています。詳細はこちら☟

私は投資助言業無資格者です。この記事は自分の忘備録として記載しています。投資の際は自己責任でお願いします。