こんにちは!ママコアラです。
今回は、「噂で買って事実で売る」について考えてみます。
「噂で買って事実で売る」とは?
かっこよく言うとw
Buy the rumor, sell the fact.
これは投資格言のひとつで、「買い材料の噂が出た段階で買って、事実としてニュースになったら売る」ということです。
最近、この格言を肌で感じる状況に遭遇しました。
2022年6月半ばより、新型コロナウィルスのオミクロン株がさらなる変異をしたことで、感染者数が徐々に増加。7月の3連休あけの19日には、発熱外来にかかりたくても予約ができないという事態に陥りました。
7月19日に、コロナ急増でPCR検査の需要が増えたため、さぞかし検査銘柄は急騰しているだろうと株価を見ると、その日は下げていました。ちなみにその日はマスクメーカーの株も下落。19日の日本相場は、アメリカの影響で、ほとんどの銘柄があげたのにも関わらずです。
PCR検査銘柄のミズホメディーをみてみましょう。
右側の陰線(緑)が「事実で売る」が起きた部分だと思います。
ミズホメディーの株価は、コロナ感染者数が減ってきた春を底に、感染者数の増加とともに徐々に上昇しています。この株は高配当株で6月配当なので、それに向けて上昇した側面もありそうですが…。
7月3連休後の「検査が足りない、できない」のニュースで株価は下げに転じました。
この後、政府が発熱外来の休日手当を出したり、自治体によっては検査薬を家に配るという政策を打ち出してきたので、さらに株価上昇となっていますが、7月19日、20日の動きは、典型的な「事実で売る」という駆け引きがあったと思います。
これ出来る人はうまいですよね…
そもそも「噂で買う」が難しい!
凡人には無理ですよ…。噂で買うって。
基本的に株価にはすべての材料が織り込まれていると考えるべきで、自分だけが知っていて世間は気が付いていないなんて状況はありません。
未来有望な株が、割安で放置されているわけがない!
凡人素人に、良質な噂なんて回ってこないんですよね…。
さらに、
「噂で買う」のが難しいだけでなく、「事実で売る」のも難しいんですよね。旬のテーマ株は、最後の凡人が飛びつくまで、ぐんぐん値を上げていきます。もっと上がると期待してホールドをつづけると、売りチャンスを逃してしまいます。
急騰と急落はセットですからね。
じゃあ凡人はどうすればいいの?
私は「噂が出る前に買う」という、地味でつらい手法をとっています。
収穫期がいつ来るかわからないので辛いですが、賢者のように上手に波乗りできないので仕方ありません。
当然、ぴかぴかのパフォーマンスは出せません。でもそれが実力と諦めました。
せめて、株の儲けの源泉である「我慢料」を相場からいただくために、
国策だけど今は注目されていないような銘柄、今は注目されていないセクター・国、昔バズったけどみんなが忘れてしまったテーマを仕込むようにしています。
もちろん、永遠に報われないケースもあると思いますが、国策や市場のサイクルを考慮し、順番がまわってきそうなものを選びます。
これなら「噂(前)で買う」は、なんとかできそうですよね!
それでは、「事実で売る」はどう対処すればいいのか?
「バブルは思いのほか長い」という言葉もありますし、できるだけ上昇気流にのって利を伸ばしたいという気持ちも大事だと思います。正解はわかりませんが、一度に売らず、少しずつ売ることで気持ちを落ち着けるしかないかなと思います。
「事実で売る」ができたかどうかは、最大限の利益を得たかどうかではなく、事前に決めていた投資行動をとれたかどうかで判断すべきだと考えます。
まとめ
要するに、カタリストのある不人気株を、注目される前に買って、注目されたらすこしずつ売りましょうというお話でした!
確実にスピーディーにお金持ちになれる方法ではなくてすみません!
いつも書いていますが、投資は自己責任で♡