投資スタイルの種類
株式投資にはいろいろな投資方法があります。有名なものとしては、
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トレンドによる分類
①順張り投資:株価の上昇局面で買う投資方法。このスタイルは勝ち組投資家に多いです。
②逆張り投資:株価の下落局面で買う投資方法。日本人に多いとされています。そして、日本人投資家は海外投資家に負けているという現実があるらしいです。
投資期間の分類
①スキャルピング:数秒から数分程度の極端に短い時間に、何度も売買を繰り返して利益を積み重ねる投資方法。有名個人投資家テスタさんはスキャルピングで2桁億稼がれています(途中からは資金が大きくなったため長期投資もされています)。
②デイトレード:ポジション(持ち株)を翌日に持ち越さない投資方法。一日のうちに売買を完結する。3桁億投資家のcisさんはデイトレ+スイングトレードが得意だそうです。ここまでは兼業投資家には仕事との両立が厳しく、専業投資家に多い投資手法。
③スイングトレード:投資対象の株式銘柄を数日から数週間単位で売買する投資方法。兼業投資家でうまく儲けている方はスイングトレード以上の期間で投資されている。
④中長期トレード:数か月から数年単位で売買する投資方法。
⑤超長期トレード:10年以上持ち続ける投資方法。
※期間の分類に関しては諸説あるので、私の定義が上記のものと思ってください。
企業の業績や財務に注目した分類
①バリュー株投資(割安株投資):現在の株価がその企業の利益水準や資産価値などから判断して割安にあると考えられる銘柄を買い付ける方法。逆張り投資と混同されやすいが異なる投資方法である。
②グロース株投資(成長株投資):企業の成長性や将来性に着目し、業績の伸びが期待できる銘柄に投資する方法。

他にも、勝ち組投資家が確立したスタイルなど、調べるとたくさんでてくると思うので、先人のブログを見たり、本を読んだりして、自分なりの投資スタイルを確立してみてください。
きっと投資がもっと楽しいものになります。

私の投資スタイル
いろいろな本を読んだり、実際自分でトレードし、少しずつ自分ルールを確立していきました。
私の禁止ルール
①信用取引をしない(現物のみ)
兼業投資家のためタイムリーに株価をみれないので、リスクは極力負わないことにしています。
そのため「空売り」ができない悔しさはあります。「上げも下げも欲しいと欲張らない」を格言にしています。
空売り:株が値下がりすると思われる際に用いられる投資方法。
自分の手元にはない株式を、証券会社を通じて借り、それを売りに出す。そして、さらに値下がりをしてから買い戻し、利益を出す、というのがおもな仕組み。引用:トレタビ様
②指値(逆指値も含む)をしない
私は、仕事の休憩時間の1時間のみが売買の時間なのですが、それ以外の時間で指値で買ったり、逆指値を入れておいて損切り(ロスカット)したりしません。これは珍しいんじゃないかと思います。株価を見れない時間のリスクヘッジはゼロなんです(笑)
逆指値をいれてなくても、仕事中に株価が心配になったりすることはありません。「今、1分1万円ペースでお金が減っているんだろな…」と思いながら働くこともありますが(笑)
私は逆張り投資家なので、しっかり暴落した株を買うようにしています。なので下値は限られていると信じています(もちろんさらに暴落することもありますが)
自分で、気配値やチャート、地合いを感じながら売買したいので、指値はしないことにしています。

ただこのルールはおすすめはしません。
指値注文は「〇〇円以下で買う」「〇〇円以上で売る」といった、指定の価格以下で買いたい場合や、指定の価格以上で売りたい場合の注文方法。
逆指値注文は指値注文とは逆に「〇〇円以上になったら買う」「〇〇円以下になったら売る」といった、指定の価格以上で買いたい場合や、指定の価格以下で売りたい場合の注文方法。

この違いは気を付けてください。私は間違えて、損したことがあります!
③インバース(ベア)を買わない
いろいろなインバースがありますが、日経インバース(ベア)なら、日経平均が上昇すると下がり、日経平均が下落すると上がるようになっています。日銀や国は株価を上げようと対策をとってくるため、それに逆行するトレードになります。
株価急落時は、インバースで効率よく利益をとれますが、素早く株価に対応していかないとしっかり損もできます。

コロナショックでダブルインバースで損をして、もう二度と買わないと決めました。
※VIX指数(恐怖指数)投資に関しては、恐怖指数が落ち着いているときに購入すれば逆張り的に利益だせるかなと思い、禁止にはしていませんが、その特性から中長期投資には向かないため(持ってるだけで目減りする)、基本的には手をだしません。
恐怖指数:ボラティリティ・インデックスの略で、ボラティリティとは「変動」を意味する。米国株価指数S&P500の変動幅を指数化したもの。
私の買い方(銘柄選定・購入指標)
四季報から選ぶ
四季報は有名個人投資家の「はっしゃんさん」に教えていただいた、チャートが右肩上がりになっている銘柄の抽出から始めます。
①1巡目はチャートが右肩あがりかどうかだけを見ます。そして右肩上がりチャートの銘柄に付箋を貼ります。

この方法はすごくおすすめ。めちゃくちゃハイスピードで、とりあえず全ページの処理ができます。
②2巡目は付箋を貼ったものの中から、業績、財務をみて、成長株かつ財務そこそこ安定株を選びます。
参考にしているのはこちらの本(渡部 清二さん著)☟
著者の渡部 清二さんは、成長企業を見つける5つのポイントとして(テンバガーを目指す)
- 4年間で売上高が2倍
- 営業利益率が10%以上(売上高に対する営業利益の割合)
- 上場5年以内
- オーナー企業(社長が大株主)
- ストーリーづくり(なぜその企業がいいのか、その企業を選ぶ理由が自分で理解できていること)
をあげてらっしゃいます。
私は、テンバガーは狙わない方針です。
テンバガー:株価が買値の10倍になる
売り方の方に記載しますが、50%高(株価が買値より50%上がる)で売るのが目標です。100円で買った株が150円になったら万々歳です(^▽^)/
そのため、超成長企業を選ぶ必要はありません。

私は、営業利益率10%前後、営業利益の成長率が10%以上のものを選ぶようにしています。
③選んだ銘柄は、証券アプリの監視リストに登録し、暴落を待ちます。
国策から選ぶ
「国策に売りなし」という格言にしたがって国策銘柄は注目しています。国には逆らわないのが吉です。
財務省、経産省、首相官邸のホームページをみて、キーワード探しをするのも楽しいですが、ワーママには時間がないので、ツイッターに教えてもらっています。
国策銘柄は初動をつかめば大儲けできそうですが、情報をいち早くゲットするスキルも時間もないので、証券アプリに銘柄登録をして、監視し、暴落を待ちます。
個人投資家の「たけぞう」さんの著書が参考になりました。
国がお金をつぎこめば、その業界周辺は盛り上がるに決まってます。なら、ブームを先回りして、国策周辺の銘柄を分析したうえで購入すれば、儲けはおのずと付いてきます。
高配当銘柄、優待銘柄から選ぶ
欲しい優待や高配当銘柄は監視リストにいれておき、暴落時に購入します。

四半期配当(3か月に1度配当がもらえる)が好きです。優待は必ず自社製品のものにしています。クオカードやポイントを貯めてカタログから選ぶみたいなやつは避けます。優待廃止のリスクが高いからです。
優待や高配当に安心し、ホールドし続け含み損に…といういうことは避けたいので、優待目的で購入したとしても、利食いを最優先に考えています。

いくら優待や配当が良くても、キャピタルゲイン(値上がり益)にはかなわない!
逆張り投資家なので、株価の下落を待ってから購入します。そのため毎日値下がり率ランキングはチェック。
自分の監視中の銘柄がランキングされていないか確認します。
決算後に暴落することが多いので、決算短信をチェックし、それでも欲しいと思えたら買います。
成長株が好きなので、決算短信では、売上高、営業利益の伸びを重要視しています。
また数字ではなく、説明資料も重視します。会社が今回の決算をどう考えているか、これからの見通しをどう考えているのかを見ます。
購入する際の指標
①直近12カ月高値から株価が50%下落していること
「カウンターゲーム」という本は私の投資人生を支える本で、逆張り投資をするためには必須の本だと思っています。
「逆張り投資家」は大多数の投資家の見解が否定的になったときのみ株式を購入すべきである。
この本では、直近12カ月の高値から50%の株価下落での購入(半値下げ買いルール)を推奨しています。50%下落というのはなかなか出会えないので、それに近いラインでの購入を目標にしています。
もちろん下落にはなんらかの悪材料がつきものなので、それを勘案しても買いだと思えるものを買います。
さらにこの本は、
- 株価収益率(PER)が12倍以下
- 株価フリー・キャッシュフロー倍率(PFCFR)が10倍以下
- 株価売上高倍率(PSR)が1.0倍以下
- 株価純資産倍率(PBR)が1.0倍以下
での購入を提唱してますが、私は成長株の逆張りが好きなので、参考にするまでにとどめています。
参考にしているのはこちらの本☟(カウンターゲーム アンソニー・M.ガレア著)
②割高かどうかを確認する
個人投資家のすぽさんの著書を参考にし、企業のPERから割高か割安か考えています。PEGレシオをみることもありますが、基本的にすぽさん方式で考えています。
PEGレシオ:予想株価収益率(PER)を一株当たりの予想利益成長率で割って算出する。PEGレシオが1倍以下なら割安、2倍以上なら割高と言われている。引用:野村證券様
Sクラス | PER40 | 成長20%期待 |
Aクラス | PER20 | 増収増益期待 |
Bクラス | PER10 | 黒字、成長横ばい期待 |
Cクラス | PER5 | 減益、赤字期待 株価ボトム |
上記の図に従って割高か割安かを判断しています。Cクラスでも倒産がなく、暴落から株価の戻りが期待できるなら買います。すぽさんはSクラス投資家だと思いますが、

私は逆張りなので、SからCクラスすべてが対象です。ただし暴落しているのが条件!
この本を参考にしています☟
③需給を確認
私は、需給をみるのは苦手です。
なので暴落でインすることで、下値を限定的にしてリスクヘッジとしています。
- 信用倍率
- 信用残/売買高レシオ
- 空売りネットで機関投資家の動き
- RSI
- 騰落レシオ
このあたりを確認してから買っています。
信用倍率:信用取引の「買い方」と「売り方」のマーケットにおける取り組み状況を表す指標で、「信用買い残÷信用売り残」で計算される。値が1よりも大きければ、買い残が売り残よりも多いことを示し、逆に1よりも小さければ売り残の方が買い残よりも多いことを示す。買い残が多いと売り圧力が高まり株価は押さえられやすい。野村證券
信用残/売買高レシオ:(信用買い残 - 信用売り残)÷ 過去25営業日平均売買高
信用取引の買い残高(株数)から売り残高(株数)を引いたものを、一日の平均売買高で割ったもの。信用の残高を消化するのにどれぐらいのエネルギーが必要かを表す。
この数字が大きいと、信用の買い残が重く将来の売り圧力になる可能性が大きいことを示し、逆にマイナスになっている場合は、売り残が重く、将来の買い戻し圧力が大きい可能性を示す。SBI証券
RSI:買われすぎか、売られすぎかを判断するための指標として利用されている。数値は0~100で表され、一般的に70~80%以上で買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断される。SMBC日興証券
騰落レシオ:市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見る指標で、いわゆる買われすぎ、売られすぎを見るためのテクニカル指標。騰落レシオは100%が中立の状態で、100%を超えると値上がり銘柄のほうが多い状態を意味し、120%以上になると過熱気味、逆に、70%以下は底値ゾーンといわれるのが一般的。SMBC日興証券

私は中期的な市場の過熱感を知りたいので、「25日騰落レシオ」を重視しています。
チャートを確認
チャートはあまり重視していないので、週足、月足がおおむね右肩あがりだったらOKとしています。トレンドに順張り、材料に逆張りが基本です!
ナンピン買いについて
ナンピンは多くの有名投資家が否定的な意見ですが、私はナンピンでうまくいったという経験も多々あり、ナンピンOKの立場でしたが、「リバモアの株式投資術」を読んで、ナンピンの危険性を再認識しました。
ナンピンは1回までが基本ルールです!
ナンピン買い:取得単価を下げるために、自分が買った株価より、下がった時に買い増すこと。


私の売り方(指標)
買い理由から逸脱した時
買った理由から逸脱した場合というのは、
例)サマーストックを猛暑期待で買ったのに、秋に上がらないなら売る。株主優待目的で買った銘柄が、優待廃止となるなら売る。
というような場合です。
株価が50%上がれば売る(グロース株は恩株投資)
名著カウンターゲームに従い、株価50%高での売却が基本ですが、グロース株の場合は50%高では満足せず、利を伸ばすためにホールドを継続します。
ただし、日々上下する株価に耐えてホールドし続け、利を伸ばしていくのはかなりの精神力を要します。そのため恩株投資法も取り入れたいと考えています。
恩株投資法:株価が2倍になったら半分を売る。残りの半分が紙きれになっても損はしない。
購入から3年経過したら売る(グロース株は除く)
私は、暴落で購入する逆張り投資家なので、基本的に持ち株は暴落した株です。
暴落したということはなんらかの悪材料があるのですが、その悪材料のレベル以上に株価が下がることも多いです。なぜかというと、人は悪材料に対して過剰反応をするからです。
そして、その過剰反応が収まるのに2年から3年程度かかります。なので、3年以上たっても株価が上がらないということは上昇の見込みが薄いということです。参考文献:カウンターゲーム
損切り売りの場合
損切りが大事だということはすごくわかっています。

でも苦手なんです。「損切りしたのに株価が回復した」という記憶が頭にあり、どうしても損切りを避けてしまいます。
だからこそ私はしっかり下がったものを買うようにし、損切りの機会を減らしています(暴落買い)。
損切りするときは、私のバイブル、カウンターゲームに従い、株価が買値より25%下げたら損切りすることにしています。
ただし、暴落買いをしていると、あまりこの水準には株価が落ちません。
もちろん、よっぽどの悪材料で、株価復活の見込みがないと判断した場合は、25%の下げを待たずに売ります!
損切りの大切さは「生き残りのディーリング」という本で学べます☟



こんな感じで取引を楽しんでいます。
株価の変動には地合いが影響する
株を買う際には、このようにファンダメンタルズ分析、テクニカル分析をするのですが、いくら業績がいい会社でも、テクニカル的に買いサインがでている銘柄でも、実際の株価の変動は、相場の地合いにかなり左右されます。
つまり実態経済や政治について、経済ニュースで把握しながら取引していく必要があります。

私はツイッターやモーニングサテライト(テレビ東京)、dマガジンで情報収集をしています。