今回は公園のお話です。
私は、「子供は公園で天才になる」と信じているので、お休みの日は3軒くらい公園をはしごしたりします。
そんな愛する公園への思いをまとめました☆
非認知能力で有名なボーク重子さんの著書はこちら☟
非認知能力とは?
非認知能力とは?
IQや学校のテストのように数値化できる認知能力に対し、非認知能力とは、目に見えない感情や心の働きといったような、数値化しにくい分野の能力のこと。
社会情動的スキルともいわれていて、例えば、自分で目標を決めて取り組める、まわりの人と円滑にコミュニケーションができる、自分を大事に思える、ということです。
引用元:小学館の幼児教室ドラキッズ様「子どもの将来の力に!幼児期の「非認知能力」の育て方」
幼児期に非認知能力を高める知育を受けると、成人後もその効果が続き、社会的な成功や健全な生活につながるという研究結果があります。
また、読み書きや計算などの力は乳幼児期に早くから学んだ子と小学校から学んだ子で、中学校の学力を比べると差がないことがわかっています。早くから読み書きや計算の勉強をさせても結局は追いつかれてしまうのです。
引用元:マイベストプロ様「公園での遊びは絶大な効果」
非認知能力には、自己肯定感、忍耐力、協調性、思いやり、共感する力、創造力、目標に向かってがんばる力などがあります。
非認知能力が高いとどんな人になる?
- 知的好奇心、意欲があり、自ら学べる人になる
- 自己肯定感が高く、自信をもって自分を外に発信できる
- やり抜く力があることで、失敗しても諦めずに物事に取り組める
- 我慢する力があり、気持ちの切り替えがスムーズにいく
- 協調性があり、コミュニケーション能力が高い
- 目標を決めて計画的に物事をすすめられる
- 幸せに生きることにつながりやすい
子供の人生をハッピーにするためにも、非認知能力は意識して育児していきたいですね。
非認知能力に関する研究
アメリカの経済学者ジェームズ・ヘックマン教授は、高校に通わずに米国の一般教育終了検定(高卒認定試験のようなもの)に合格した生徒は、高校を卒業した生徒に比べて、年収や就職率が低い傾向になったと発表しています。
教授は、”学力テストでは計測することができない非認知能力が、人生の成功において大切”だと強調されています。
人と人との関わりの中で育つ非認知能力!
学校だけでなく、公園でもそれは同じ!
幼児教育が経済学の視点から書かれているこちらの本に、この研究が載っていました☟
公園でなぜ非認知能力が伸びる?
ずばり、公園にはたくさん子供がいるからです!
公園には、知っている子だけでなく、知らない子もいます。そして大きい子も小さい子もいます。その中で、同じ遊具、同じ空間で一緒にルールを守って遊ばなければなりません。
昔は暮らし自体が不便だったため、足りないものを貸したり借りたり、隣近所と助け合うことが日常でした。また、今ほど玩具があったわけではないので、子どもたちは外に出て遊びまわっていました。
こういった人との触れ合い、街や自然の中で過ごすことで非認知能力が育成されていました。
現代は生活が豊かになり便利になったことで、ご近所同士が協力しあったり、自分たちで考えて遊びを生み出すといった非認知能力を養う機会が少なくなっています。
そんな現代社会の中で、非認知能力を養うために最適な場所は公園でしょう。体を動かす遊具があるだけでなく、多くの自然や生き物に触れあうことができ、
また同年代の友達もいる中で社会性も身につけることができます。
引用元:マイベストプロ様「公園での遊びは絶大な効果」
私が期待する公園の効果
- 公園で他の知らない子供と接することで、コミュニケーション力や社会性が身に身につく
- うんていにぶら下がる、ブランコに揺られる、不安定なところを歩く、ジャングルジムに登るなど、日常生活ではできない運動を通して、感覚統合が発達する(脳に入ってくる感覚を整理する力)
- 水遊び、砂遊びによって、触覚が育つ(触覚は感覚統合を発達させるためにとても重要)
- 外で自然と触れ合うことで五感を刺激する
- けがをして危険なことを学ぶ
オレゴン州立大学の研究者たちは、「思い切り外遊びをする子供は、脳の神経のつながりが活性化しており、自分の動きを正しくコントロールする能力が明らかに高い」と報告しています。
感覚統合についてはこちら☟
五感刺激の効果はこちら☟
私の公園での遊ばせ方
遊具のあり・なし、大きい公園、小さい公園、なんでもOK!
子供がその公園にあった遊びを自ら考えるからです!
少々の危険な遊びは注意しない
私は、子供が公園で少々危険なことをしていても、他の人の迷惑にならない限りあまり注意をしません。
もちろん、命にかかわるような危険な遊びなら注意します。でも少しスリリングなことって子供は大好きですよね。
私は子供が大きくなって、子供だけで公園に行ったときに、初めてイレギュラーな遊具の使い方を実践されるのが怖いので、少しくらいの危ない遊びは見守っています。
人前では躊躇するけど楽しい遊び
- 滑り台の逆走
- 頭から滑り台を滑る
- ジャングルジムや滑り台の上からボール投げる
- ブランコからジャンプ
- 大型遊具を使っての鬼ごっこや水鉄砲あてゲーム
- ジャングルジムの上と下にわかれてボールあてゲーム
たしかにマナーや遊具の正しい使い方も重要ですが、「ちょっと危険な遊び」って子供の成長のためには必要だと思っています。
小脳は体の動きをセットで記憶し、必要な時に自動再生します。「体で覚える」とはつまり「小脳で覚える」ということです。
遊びの中でちょっと危険なことにチャレンジさせてあげることで、小脳が体の動かし方を記憶します。
引用文献 SBクリエイティブ株式会社 頭のいい子にする最高の育て方 著者 はせがわ わかさん
“このママ、注意しないな~”って他のママに思われていそうですが、育脳の方が重要なので気にしないようにしています。
コアラ家では、他人の目を気にせずに公園を満喫するために、あえて夜の公園に行きます。誰もいないので、自由にやりたいことができておすすめです。
子供が帰りたいというまで公園にいる
公園から家に帰るタイミングって難しくないですか?必ず「帰りたくない!!」ってなりますよね。
私は可能な限り長く公園にいます。帰ろうと説得するのも大変だし、何より遊びに集中している時こそ、脳は急激に成長しているからです。
空が少し暗くなりはじめると、まわりは徐々に帰宅。最終的には、コアラファミリーだけになるのが日課です(笑)
以前、子供に「好きなだけ公園にいていいよ」と言ったら、20時半くらいになったことあります。そのときは、さすがに子供が「おなかすいたから帰りたい」と言ってきました。
雨の日も公園に行く
また雨の日の公園も格別。雨の日に、公園の水たまりを踏むためだけに出かけます。
そして子供は傘や長靴の特別感が大好きです。ぜひ、雨の日ファッションを楽しみながら公園へ行ってみてください!
いつもと同じ公園でOK
そして意外と気づかないことが、「子供が行きたいのはいつもと同じ公園」ということです。
親は、遊んだことのない遊具がある、行ったことのない公園に連れて行ってあげたいと思いますよね。でも、子供に「どの公園に行きたい?」と聞くと、「いつも行ってる公園に行きたい」って言いませんか?
同じ公園に何度も連れて行くと、遊具に飽きて、新たな遊びを自分で作り出して遊び始めます。
遠い公園、いつもと違う公園にわざわざ行かなくていい!
近所の公園で十分育脳できる!
私が育児の参考にしている愛読書はこちら☟
最後までお読みいただきありがとうございました!