ほったらかし英語
私は、兄コアラが赤ちゃんの頃に英語育児をはじめました。
初めての子供ということもあり、気合が入っていたので、兄コアラには英語の語りかけ、英語絵本の読み聞かせ、歌CDのかけ流し、DVD視聴、1年だけですがプリスクール通い、オンライン英会話…などたくさんやってきました。
一方、2人目のリトルコアラ…。語りかけはほぼ皆無、絵本はノンタンばかり(日本語)…という感じです。
唯一やっているのは、英語DVD、英語動画(YOUTUBE)、CDかけ流しくらいです。THE ほったらかし英語です(笑)
なのに!!着実に英語力がついているんです!!英語での発語は少ないですが、それでも時々英語が飛び出してきます。
2歳なりたてくらいの時、プレイルームで、
Mommy! where are you?
といきなり発言!
衝撃が走りました。
周りを見渡しても純ジャパの私くらいしかいません(笑)だいたいMommyなんて呼ばせてないし!
それ以外に「Come on!」など、私への英語発語が多いです。語りかけもほぼしていないので、DVDからの知識と思われます。
ほぼDVD視聴のみ!息子の今の英語力は?
こちら☟は、スマイルゼミの英語プレミアムを次男がやっている動画です。何度も練習してできるようになったのではなく、初見でほぼ正解していました。
親ばかですが、天才かと思いました(笑)でもそれ以上にDVDってすごくない?と。
そこで「DVDをみるだけでも英語ができるようになるんじゃないか?」を調べてみました。
英語のDVDを見せるだけで英語はできるようになるのか?
否定派
赤ちゃんを、「第二言語話者が直接話しかけるグループ」と、「第二言語を聞かせるだけのグループ」に分け、特定の発音を聞き分けられるかテストを行ったところ、前者のほうが良い成績であった。
さらに「テレビを通して指導を受けるグループ」と「音声のみで指導を受けるグループ」に分けて調べたところ、両グループともに学習効果はなかった。
という研究が教育サイトIKUNOTEさんにて紹介されていました。※こちらのサイトではエビデンスに基づく教育方法が紹介されています。
また、2歳以下の赤ちゃんにビデオを1時間見せるごとに6~8語遅れるという研究もあるらしいです。※参考サイト:ALL about 暮らし「幼児の英語教育、赤ちゃんにビデオは効果なし?」
肯定派
マリーナ・カークマー氏は「乳幼児は、子ども向けDVD映像を繰り返し視聴することによって単語を学習することができるか?」という論文にて、「生後17カ月以上の乳幼児は、映像で単語を学習することができた。繰り返し視聴することは、映像による単語学習を促進させた。」と考察されています。
そのほかにも「映像に学習効果あり」という研究結果はこちらでみれます。
結論
調べてみると、「映像で学習効果あり」の研究と「学習効果なし」の研究があり、どっちが正解なのかは、はっきりしませんでした。
「学習効果あり」という研究論文は「ワールド・ファミリーバイリンガルサイエンス研究所」のページに載っていたので、少し商業的な意図もあるかもしれません。(ワールドファミリー社(DWE)から出資を受けている研究所)
こちらのサイトの研究論文をみると、英語育児のモチベーションアップにつながるのでおすすめです。信じたら突き進むのみです!
私は、ほぼ映像みせるだけのほったらかし英語育児でも、しっかり英語力はつくと考えています!
ただ、映像をみるだけでは会話練習にならないので、息子達の英語の発語は少なく、英語を話すことに慣れていません。
まずは大量のインプットに集中し、もう少し大きくなったら、オンライン英会話でアウトプットの量を増やしていきたいと思っています!
「世界最高の子ども英語」の著者 斎藤 淳氏は、赤ちゃんは「状況のなかで」で単語を学ぶ、そのため状況から離れて単語を覚えても役に立たないとおっしゃっています。「状況のなか」というのは、実際に単語が使われている状況ということです。そのため著者は単語カードでの学習を推奨されていません。著書の中で、聴覚と視覚を同時に刺激できる動画こそが「人類最強の語学学習法」を可能にするとまでおっしゃっていました。
我が家のおすすめ動画
おすすめYOUTUBEチャンネル
こちらの記事で私のおすすめYOUTUBEチャンネルを紹介しています☟
おすすめDVD
1.ワールドワイドキッズのDVD
日本の子供の英語取得のために作られたDVDだけあって、効率よく文や単語が覚えられます。
2.Peppa Pig
ホームコメディーのようなアニメなので楽しく見れます。単語も難しくないし、イギリス英語の聞き取りやすさが際立っています。音声も日本語と英語、字幕も日本語と英語があり、親も勉強になります。
3.ORT(オックスフォードリーディングツリー)のDVD
アマゾンUKで買えます。イギリスの教科書だけあって、教育要素もあり。ただPeppa Pigのほうが英語は簡単で聞き取りやすいです。ORTのDVDは、絵本とは違って英単語が覚えられるようなストーリーになっていました。
ORTとはこのことです☟※こちらは、本です!
4.リープフロッグ
アメリカの英語教育DVDで、フォニックスに重点を置いていると感じます。私も、幼少期の英語はフォニックスが最重要と考えているので、こちらの会社のDVDは大好きです。
特にこのSIng and Learn with Us!が秀逸です
リトルコアラはこれがお気に入り
5.ピンキッツ
YOUTUBEでも観れますが、DVDのほうが広告ないので、ほったらかし視聴できます(笑)一つ一つの動画が短いので、飽き性のリトルコアラも飽きずにみてくれます。フォニックスDVDは秀逸!
フォニックスが大事な理由はこちら☟
私の選ぶ動画の基準
私が見せている英語動画は基本的に英語が聞き取りやすく、簡単なものです。子供のレベルに合わせることを重視しています。
以前は、おもちゃドクターやミッキーのクラブハウス、パウパトロールなどもみせていましたが、少し難しく、私がフルで聞き取りができません。
自分が聞き取れないってことは、息子達も全部を理解していないなと思いみせるのをやめました。
自分の経験上、難しい動画を長時間みても英語レベルがあがらないという感覚があります。「ギリギリわかるレベル」の英語動画を子供にみせたいと思っています。
またセンテンスをまるまる暗記して会話に生かしてほしいので、ストーリーのあるものを選んでいます。
動画視聴時の注意事項
1.視聴時間はトータル2時間以内にしよう
一日は24時間です。子どもの生活時間の中で、睡眠時間、食事の時間、園や学校で過ごす時間、友達をおしゃべりや遊ぶ時間などをひくと2時間が限度であろうというのが提言の根拠になっています。 その後も学力との関係で、平日1時間以内と4時間以上ではどの教科もきちんとメディア接触時間をコントロールしている子どもの方が有意に得点が高いという結果も出されています。
引用サイト:日本小児科医会「子どもとメディア委員会」
日本眼科学会総会においてWEB上で発表された演題の要約
1.5歳・2.5歳の時にテレビ(ビデオ)視聴が主な遊びであった子供は、そうでない子供と比べると、その後の小学生になってから視力が悪くなった率が有意に高かった。
また、2.5歳時に1日のテレビ視聴時間が長い子供(2時間以上)は、視聴時間が短い子供(1時間未満)と比べると、その後の小学生になってから視力が悪くなった率が有意に高かった。
3.5歳・4.5歳・5.5歳時の1日のテレビ視聴時間と小学生時の視力が悪くなったこととは関連性がなかった。
引用元サイト:眼科ブログ「幼少時のテレビ視聴と学童期の視力低下の関連性」
小さい子供ほど、視力への注意が必要なんですね。
またトータル視聴時間だけでなく、連続視聴時間にも配慮しないといけません。
我が家は、朝の30分ちょっと、帰宅後は1時間(見ないことも多い)、歯磨きの時の20分を動画タイムにしています。
2.目にやさしい視聴方法
国立成育医療研究センター 、視能訓練士の三井田千春さんは、
- テレビを見るときは、画面の縦の長さの3倍ぐらい離れて、正面から見るようにしてください。
- 長時間テレビを見続けると疲れてしまうので、30分程度で休憩をするほうがよいでしょう。
- 暗い部屋で明るい画面を見ることも、目の疲れにつながります。ある程度明るい部屋で見るようにしましょう。
とおっしゃっています。参考サイト:NHKすくすく子育て
子供と一緒に動画をみながら語りかけをすると、“見るだけ”以上の効果が得られるかもしれません!
これからも英語動画に頼りつつ、楽しくおうち英語をしていきます!