まえおき
童謡の多聴は、もともとパパコアラが熱心に取り組んでいました。私は英語担当ということもあり、童謡の多聴にあまり興味を持っていませんでした。
しかし、子供4人を東大理Ⅲにいれた佐藤ママが「3歳までに童謡1万曲を聞かせていた」ということを知り、日本語の語彙力アップにいいかもと、今では率先して童謡を流しています。
僕より佐藤ママの方が説得力ある…
東大佐藤ママが実践した方法
- 一日15曲
- 公文のCDつき童謡カード使用(当時はカセット)
- 「日本の歌100選」「安田祥子・由紀さおり姉妹の童謡集」なども聞かせ、その歌詞カードを手作りした
- CDを聞かせるだけでなく、親が歌うことにこだわった
- 一日の終わりに何曲歌ったか記録する
佐藤ママも使用していた公文の童謡カード☟
公文の童謡カードは、よく知られている童謡を中心に、覚えやすい歌を各巻30曲ずつ収録。
カードの裏面は、おもに1番を中心にして漢字かなまじり文の歌詞を掲載。付属の『うたのしおり』に2番、3番の歌詞も掲載。
『うたのしおり』では、一部遊びかたについても紹介されています。
佐藤ママの徹底ぶりと管理能力はすごいですが、私にはできません。参考だけにしておきます。
歌は脳と心を育む
心を育む
CD音源による多聴だけでなく、パパやママによる「歌いかけ」が心の発達には大切です。歌を通して、親子のきずなを深めましょう。
音楽による幼児教育研究が専門の、高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授・岡本拡子先生は、
誰かと一緒に歌を歌う際に重要なのは、呼吸を合わせることですよね。
そして、人が呼吸を合わせることが求められるのは歌うときだけではありません。会話のなかでどう相づちを打つかといったことも、人と呼吸を合わせることのひとつでしょう。
人は必ず社会のなかで生きていくもの。だからこそ、人との関わりのなかで、「自分が社会の一員なんだ」と感じることは、子どもの成長に絶対に欠かせないものです。
人と呼吸を合わせることが求められる歌というものは、そういう社会性を育むことに大きな役割を果たすものだとわたしは考えています。
引用元:こどもまなび☆ラボ様子どもの感性を育む「歌と五感」
とおっしゃっていました。
脳を育む
東京医科歯科大学・泰羅雅登教授と公文の共同研究によると
以前の共同研究により、大人では音読をしているときや音読を聞いているときに前頭前野が活発に活動していることが分かっていました。
同じく、子どもでも読み聞かせをしてもらっているときに、前頭前野が活発に活動するのではと考え、最初に近赤外計測により読み聞かせを聞いているときの子どもの脳の状態を調べたのです。
その結果、子どもの前頭前野はほとんど活動していないことが見出されました。
そこで次に機能的MRIを使い、母親が読み聞かせをしているときの子どもの脳活動を調べました。
その結果、やはり前頭前野は活動していませんでしたが、側頭葉の言語に関わる領域の活動とともに、情動に関係する大脳辺縁系が活動することを発見したのです。
後に行った研究により、歌いかけについても同じ効果が確認できました。
引用元サイト:KUMON様「読み聞かせ・歌いかけ」~ 脳科学からのアプローチ ~
側頭葉と大脳辺縁系が活性化されるということはどういうこと?
①側頭葉
記憶、言語、音の解析を行う部分。言葉を理解する部分です。
調べてみると、京都府総合教育センターのサイトに、
「国語力を構成する能力等」の中で「国語の知識」の一つとして位置付けられている語彙の力は側頭葉と関係しています。側頭葉は前頭前野と違って,早くから大人と同じような働きをするようになるので,語彙力の教育・指導は子供の時から大人になるまで,直線的に同じ調子で行ってもよいと考えられます。
なお,「聞く力」についても,側頭葉が関係しているので,語彙力と同じように早い時期から育てていくことが可能である。
とありました。
語彙力と聞く力は小さい子どもでも鍛えられるということは、歌はぴったりですね!
②大脳辺縁系
ウィキペディアより、「人間の脳で情動の表出、意欲、そして記憶や自律神経各堂に関与している複数の構造物の総称」
ざっくりすぎてよくわかりません。
「大脳辺縁系機能が刺激されている人は、記憶の保持と想起が助けられる。」ともウィキペディアに記載されていました。
想起とは、「思い出すこと」「思い起こすこと」です。
これなら理解できる。
「歌いかけ」で大脳辺縁系を刺激して語彙を記憶、中学受験で思い起こして役に立つ!と理解しました(ママコアラ的解釈です)!
我が家の「うた」の取り入れ方
おかあさんといっしょ
パパコアラは、子供のために「おかあさんといっしょ」を見始めたのですが、今ではひとりでも「おかあさんといっしょ」を見ています…。その姿はかなり不気味ですよ(笑)
「おかあさんといっしょ」は、2歳から4歳児を対象とした教育エンターテインメント番組。低年齢児にふさわしい情緒や表現、言葉や身体などの発達を助けることをねらいとしているそうです。
パパコアラに「なぜおかあさんといっしょ」がいいのか聞きました。
自分がお兄さんとお姉さんのファンだから。それに著名な人が作っている曲がたくさんあってクオリティが高い。
歌のお兄さん、横山だいすけさんのインタビューより
僕らが「うたのお兄さん・お姉さん」として歌うときに大切にしていたことは、「どうやったらこの詞を聴いてくれる人に届けられるか」。
作曲家の福田和禾子先生という、童謡の大先生に最初に言われたんです、「子どもの歌は、詞もメロディも簡単だけれど、この詞がちゃんと子どもたち、親御さんたちに届くようにしてほしい」と。
新しい歌のたびに僕とお姉さんで細かいところまで話し合って、子どもの音楽だからこそ本物を突き詰めていきたい、何でも吸収できるときだからこそ、心を豊かにしてくれる音楽を一曲でも多く届けていきたいという思いでいました。
引用元サイト:kodomoe様「うたのお兄さん・横山だいすけスペシャルインタビュー」
一流の作曲家が作った曲を、一流の表現者が歌とダンスで表現、しかも内容が子供向けってすごくない??
伝える側の気持ちが強ければ強いほど、受ける側の感受性も高まる。
我が家は「おかあさんといっしょ」はDVDで視聴しています。
旅行やお出かけの時は車でみんなで歌っています。歌のお兄さん、お姉さんの表現力がすごいので、言葉だけでなく、表現力も育ちそうです。
コンサートDVDは臨場感があっておすすめ☟
くもんのうた200えほん&CDセット
こちらもパパコアラから支給されました。
歌詞と一緒に歌に合うイラストが描かれており、視覚でも歌の意味を理解できるようになっています。
また、それぞれの歌にでてくる言葉の数が明記されており、親のモチベーション維持につながりそうです。
おすすめ☟
私の好きなJ-POPや懐メロ、洋楽
大人向けの歌は、歌詞が難しいので語彙力アップのためというより、音読練習という感じかもしれません。
音読の効果はこちらに書いています☟
英語ソング
幼少期(子供)に聞かせる英語の歌なら断然フォニックスがおすすめ!
その理由とおすすめグッズはこちら☟
知育ソング
子供ってなんでもびっくりするスピードで簡単に覚えちゃいますよね?
その特性を生かして、我が家では知育ソングのかけ流しをしています。
歌は、その歌を聞いていた当時の記憶をよみがえらせてくれるものです。将来、子供が童謡とともにパパママと一緒に歌った楽しい記憶を思い出してくれるようにがんばります!