まえおき
リトルコアラは、異常なほどに転がるものに興味を示します。ボール遊び全般やキックボードやストライダー、自転車などです。
リトルコアラの好きなものをたっぷり与えてあげることが、最高の育脳になるので、サッカー、バレーボール、ゴルフ、ボーリング、バドミントン、テニス…と、いろいろな球技に挑戦させています。
そこで今回はボール遊びについて調べてみます。
ボール遊びの効果

どんな分野にも専門家がいるものですね。ボール遊び、脳で検索をかけると、投球運動と子供の成長について研究をされている方がいらっしゃいました。
立正大学の小山啓太先生は、投球運動の子供への影響を研究されています。
ボールを投げるという投球運動は、人間に必要な基礎運動の一つですが、フィジカルリテラシーといって、人間が獲得するべき身体技能で、子どものうちに習熟度を高めるべき運動としてとても重要です。投げるという動作は複雑で、片足立ちや上半身のひねりができないと上手く投げられません。投げる運動ができるようになると、たとえば跳び箱のように走る、飛ぶといった運動も発達します。詳しく言うと、運動中に体の姿勢のバランスをとったり、機敏に巧みに動いたりする「協調性」と、手足を巧みに動かす「巧緻性」が身につき、さらに、どれくらいのスピードで走ってどのタイミングで手を使えばいいのかといった「空間認知能力」の習得にもつながってきます。自動車や自転車が向かってくるスピードを認知するのも、ボールを投げる運動をやった子とやらない子では差が出ます。
引用元:球活JP様のサイトより小山啓太さんのページ

交通事故予防にもボール遊びはいいって事?やらせないと損でしょ!!

空間認知能力が高いと理系に強くなると言われていて、将来STEM分野で活躍できる子に育つかもしれません。これはぜひ高めたい能力ですよね!
投球運動だけでなく、蹴る・打つ運動も、狙いを定め、適切な速度と力でボールを返す能力が必要なので、空間認知能力のトレーニングになると思います。
バルシューレって何?
バルシューレって聞いたことありますか?兄コアラが4才の頃、少しだけ通わせたことがあります。
兄コアラはあまりボール遊びに興味がなく、積極的に参加している感じではなかったです…。
Ballschule(バルシューレ)はドイツで生まれたボール遊び教室。
引用元:ballschule様
子供たちが楽しくかかわりながらも、基礎運動能力・自発性・社会性を身につけられる教育研究を背景に持ったボール運動教室です。幼児期~児童期は人生の中でも運動能力の発達において非常に重要な時期です。
特定の競技で子どもたちの運動バリエーションを制限してしまうのではなく、幅広いスポーツの種目を越えたプレイ重視の運動を経験させることの方が重要です。
バルシューレは120種類を越えるボールゲームを通して様々な体の動きを経験するプログラムであり、児童期の発達的特徴に合わせた運動教育になっています。
また東京成徳大学のページに、幼少期に特定のスポーツに限定してしまうことのリスクが記載されていました。
近年の研究によって”小さい頃から特定の競技のみを行うことによる問題”(早期専門化の問題)について分かってきました。
基本的な運動技能が習得されない(一つの種目だけはできても、他の種目はできない)ことや、「大きく開花するはずの年齢に達する前に、燃え尽きてしまう」(子供のボールゲーム バルシューレ 2007,木村)、所謂、低年齢期におけるバーンアウトを引き起こすこと。
将来、創造的なプレーをすることができない。
引用サイト:東京成徳大学・東京成徳短期大学様「バルシューレとは」

これを踏まえると、無類のボール好きのリトルコアラには、考え付くすべてのボールを与えたいですね。バルシューレ教室ってオンラインでもあるみたいだし、体験してみようかな!
ボール遊びの種類
- サッカー
- 野球
- ラグビー
- ゴルフ
- バレーボール
- テニス
- バドミントン
- 卓球
- バスケットボール
- ボーリング
- ソフトボール
こうやって一つ一つの球技をみると、投げ方も違うし(上投げ、下投げ)、ボールの受け方も違う。ボールの重さや形も様々で、蹴る動作や打つ動作があるもの、走るもの、跳ぶものなど、その動きは多種多様です。
様々な動作があるということは、使う筋肉も違うし、体のバランスのとり方も違う。新たな動作を習得することで脳の中では新たな神経回路が形成されます。
ちなみにリトルコアラは、サッカー、バレーボール、卓球、テニス(おもちゃ)、ゴルフ(おもちゃ)、バドミントン、バスケット(おもちゃ)、ボーリング経験ありです。
バットとボールにもかなり興味をしめすので、つぎは野球セットを与えてみようかなと考えています。

みなさんも1競技に限らず、いろんな種類のボール遊びをさせてみてください♡