中学受験のために低学年ですべきことを調べてみました!
なぜ中学受験をするのか?
現在小学一年生の息子は、受験という概念もなく日々遊んでいるだけです…。
日々やっている勉強と言えば、チャレンジタッチと学校の宿題くらい…。(公立小)
学校のテストは問題なくできるが、私立受験の難易度には程遠く、チャレンジタッチで出てくる応用問題は苦戦しているのが現状です。
私が中学受験させたい理由は、
- 将来ビジネス、仕事で助け合えるような人脈を作ってほしい
- 高度なディベートを期待
- 部活やサークルのレベル(息子は生物部希望)
- 高校受験をしなくていいので、部活に熱中できる期間が長い
- 大学受験に向けて早くから取り組める
こんな希望を持って中学受験を考えているのですが、息子の性格を考えるとどうやって受験モードにするかはまだまだ手探りの状態です。
最近、受験のデメリットのほうが気になりだしたんだよね~。
地元の友達と離れるってのが嫌だなと…。
息子が受験勉強できるタイプとは思えない…。
中学受験のためにやるべきこと
幼少期はたっぷり遊ばせる
「頭のいい子は幼少期にたっぷり遊んでいる」というのは、小川大介さんの「5歳から始める最高の中学受験」という本に書かれていました。
(高学年になって成績が伸びなくなったご家庭に質問すると、)「習いごとをたくさんさせてきた」「低学年から塾に通わせていた」と、とても教育熱心なのです。そしてお子さん自身もがんばり屋。
こういう子はみんな低学年まではいい成績をとり続けますが、4、5年生あたりから「あれ?なんかおかしいなぁ~」とばかりに、一生懸命勉強しているのに成績が伸びにくくなる子が出てきます。
引用文献:青春出版社 5歳から始める最高の中学受験 著者 小川大介氏
著者がたくさんのご家庭を見てきた経験から感じたのは、中学受験をするにあたって、
「小さいときにどれくらい熱中体験をしているか、が大切だ」
ということだそうです。
熱中体験を幼少期にたっぷり経験している子供は、中学受験だけでなく、その先の人生で自分の能力や才能を発揮できるとおっしゃっていました。
やはり幼少期は非認知能力に注力するのが吉ってことか!
非認知能力への介入は親も楽しいんですよね!
こちらを読みました☟
東北大学加齢医学研究所教授の瀧 靖之さんは、
好奇心から心が動く経験→脳によい刺激となる→その刺激によって、神経回路が繋がり、整い、神経細胞のネットワークが構築される
とおっしゃっています。
今は、生き物、乗り物、スポーツ、音楽など、勉強とは違うものに熱中していたとしても、その熱中体験を通じて会得した非認知能力が受験や将来の仕事に活かせるということですね!
非認知能力とは?記事はこちら☟
受験期にはいると外遊びの時間が減ってしまうので、低学年の今は自然の中での五感刺激に注力しています!
五感刺激の記事はこちら☟
学習習慣をつける
熱中体験が大事、非認知能力が大事といえど、残念ながら、
勉強をしないと勉強ができるようにはなりません‼
そこで学習習慣をつけることはとても大事。
今は、朝の登校前にチャレンジタッチの国語と算数を一つずつやるということを日課にしています。
10分程度で解けるのでちょうどいい分量です。
ゆったりソファーにもたれがながら勉強できるタブレット学習は、起床直後の勉強にピッタリ!かわいいキャラクターが勉強を応援してくれるし、学習系ゲームもあるので、学習習慣を作りやすいと思います。
詳細はこちら☟
「学校の宿題とチャレンジタッチは毎日やるもの!」という感覚にはなってくれています。
勉強のハードルを下げるためにリビング学習を取り入れています!
記事はこちら☟
図鑑で調べるくせをつける
リビングのいたるところに図鑑をセッティングしており、いつでも調べられる環境になっています。
以前は廊下に図鑑を置いていましたが、リビングに配置換えすると図鑑を見る回数が激増しました。
知的好奇心の維持と調べる習慣づくりのために、図鑑はリビングのセンターです!
シューズラックも図鑑収納になる?
おすすめ図鑑や図鑑の収納方法を書いています☟
遊びを通して勉強する
「勉強しなさい」と怒られて勉強をしても伸びないと考えているので、勉強は楽しく遊び感覚でをモットーに取り組んでいます。
遊び・ゲーム感覚でする勉強内容は、先取りを意識しています。また、一見受験に関係ないような、学校でも塾でも習わないような雑学も教えるようにしています。
雑学豊富だとお友達や先生に褒められますよね?褒められる感覚や喜びを知ってほしいからです。
それにテストの点が悪くても、雑学王は一目置かれますからね!
遊びを通して学ぶ!低学年は「勉強って楽しい」を覚える時期!
楽勉方法、おすすめ楽勉グッズはこちら☟
勉強することのメリットを教える
一般的に中学受験にむけての受験勉強が始まるのは小学校4年生です。
ということは、受験期が3年間もあるんですよね…。
普通に息が続かないと思うのですが…。
私も受験ノイローゼ経験者なので、勉強を継続することの難しさは誰よりわかっているつもりです。
子供は長期の目標を持つことが難しいです。
人生経験が浅いため予測力、想像力が乏しいからです。
そこで親は、子供が将来をイメージできるようにサポートし、将来の目標のためには今勉強をする必要があるということを継続して伝えていく必要があると考えています。
兄コアラ(長男)は、虫博士Youtuberになるのが夢なので、
「人と同じ動画を作っても、だれも見てくれないしお金にならない。本気でYoutuberになりたいなら、ぶっちぎりの知識を持っていないといけない。そのためには虫について書かれている本や論文を完璧に理解する必要があるから、学校で習うような勉強もする必要があるんだよ」
と伝えています。
兄コアラは勉強をすることのメリットをまだ理解していません。
勉強のメリットがわからないと、努力し継続することができない!
子供が目標を持って勉強に取り組めるように働きかけることは、勉強を教えることよりも大事だと考えています!
勉強をする内的動機をみつけよう!こちら☟
時間管理ができるようにする
小学校の先生との面談で、中学受験で成功する子は時間管理がうまい子が多いと聞いて、私自身、時間を意識するようになりました。
以前は、親が時間管理をすればいいと思っていたのですが、今は息子が自分で時間を意識できるように関わっています。
学習机には、時間割ボードと「時間の使い方」という本をディスプレイしています。
おすすめ時計グッズを紹介しています☟
大手受験塾の方針
※各社ホームページより抜粋させて頂いています。
SAPIX(サピックス)
1~3年生までの低学年は、高学年になって学ぶことの先取り学習をするわけではありません!
高学年から必要になってくる「深い理解」のためのしっかりした下地を作りたい、あらゆる勉強の基本である「考える力」を養いたいと考えています。
1、2年生は着実に学習する習慣を身につけさせることができる時期であり、教える側からしても高学年に比べてゆとりのある指導ができる時期です。
また、3年生は思考力を育て、「自分で考え、工夫する」学習態度を養うのにとてもよい時期です。
低学年での学習は、じっくりと時間をかけ試行錯誤を繰り返しながら、思考力や理解力を養うのに適しています。
低学年から通ったお子さまは、中学入試で第一志望校に合格する比率が高いというデータがあるのは事実です。
「なぜ、どうして」という言葉が飛び交う環境のもとで育った知的好奇心や自分で疑問に感じたことにじっくり粘り強く取り組む姿勢が、中学入試において強みを発揮しているのでしょう。
低学年の授業は週1回だそうです。(2020年12月現在)
早稲田アカデミー
小学1・2年生は、自ら考える経験を積み、論理的な思考力を身に付ける絶好のタイミングです。
大切なのは反復学習で知識を詰め込むことではなく、試行錯誤しながら考え抜くこと。たとえ遠回りなように見えても、自分の力で答えにたどりついたときの達成感は、お子様が次の課題に取り組むエネルギーとなります。
知識や解法は、高学年になってからでも身につけることができます。
しかし「間違えを恐れずに挑戦する力」「答えが出るまで一人で考え抜く力」は、年齢が上がるにつれて身につけることが難しくなっていきます。
小学1・2年の間は、失敗してもいい期間。むしろ失敗を重ね、「この方法ではダメなんだ」「じゃあこの方法はどうだろう」と自分の力で正解にたどりつく方法を探り当てる経験を積むことが大切なのです。
通常コースの場合は、週1回(100分)の授業だそうです。(2020年12月現在)
日能研
3つのチカラを自然に発揮できるチャンスをたくさん用意し、将来の学びにつながるチカラを育みます。
●人、もの、自然など、身の回りのものを「感じるチカラ」
「自ら学び進む学習者」には知的好奇心が欠かせません。生涯、知的好奇心を持ちつづけるための原動力が「感じるチカラ」です。
●さまざまなものにふれ、自分の頭で「思考するチカラ」
毎月身近なテーマを通して、調べたり、まとめたり、予測してみたり…子ども自身の考えるチカラを育てます。考えることには、覚えることとは違う楽しさがあります。
●ことば、もの、絵など、さまざまな形で「表現するチカラ」
表現する方法を身につけ、そのおもしろさを味わいます。自由に表現することに加えて、まわりの人に伝えるための表現も身につけていきます。集団で学ぶ意味のひとつがここにあります。
大手塾の共通点
大手塾の方針をみると、
やはり低学年は問題が解けるということより、非認知能力と学習習慣づけを重視していました。
低学年から通塾した方が合格率がいいというデータがある、集団で学ぶことが自己主張の練習となり、表現力が身につくということが気になりました。
低学年から塾に通うのも悪くないかなと…。
ただし、先に登場した小川大介先生は、
大手塾も非認知能力を重視しつつも、やはり塾なので結果がすべて!
親が「塾に入れているのに伸びないのはおかしい」と思ってしまうため、
成績重視の与える学習になるリスクがある
と警鐘を鳴らされていました。
中学受験塾はいつから通う?
3年生の夏期講習くらいから入った方がいいと思う!
みんなより後から入って、下から這い上がるのは大変だから。
というパパコアラの意見を参考に3年生の夏期講習からの予定にしています。
とはいえ、本当に中学受験をするかどうかは息子次第です。私と旦那の性格上、無理強いはしないでしょう(笑)。うまい具合に誘導できたらいいなとはたくらんでいますが…。
中学受験をしないにしても、小学校低学年は学習の土台をつくるのにとても重要な時期です‼
大切で貴重な時間を無駄にしないように過ごしたいと思います!
追記
我が家は、小2から花まる学習会に通い始めました。
記事はこちら☟
中学受験をする上での注意点
脳科学者の茂木健一郎さんは、
‟(脳科学的にみれば)学校の勉強や受験戦争にこだわるあまり、かえって子どものひらめきや創造性をはばんでいる”
とおっしゃっています。
※茂木先生のいうひらめきとは、「何かを見たり感じたりして、そこから他人の想像もつかないような結果を生み出す、天才のタネ」のことです。
ひらめきがあれば、効率の良い勉強法だっておのずと工夫することができますし、日常生活においても、他人とコミュニケートするちょっとした言い回し、おしゃれな服の組み合わせなど、さまざまな状況でそれを活かすことができます。
引用文献:アスコム社 養老孟子&茂木健一郎の「天才脳の育て方」
ときどき出会いませんか?
いい大学を卒業し知識は豊富なのに、一度に複数のことを同時処理できない、知識はあるはずなのに1歩先が予測できない、人とうまくコミュニケーションがとれないような人…。
脳科学的に賢いのと、学歴上の賢さは別物だと感じます。
学校教育での評価が自分に対する評価のすべてだと思ってしまうと、ひらめきを生む力はのびないかもしれません。
「私は人よりも頭が良くない」「ひらめきなんて私には関係ない」という思い込みは、いわば脳に対する「抑圧」です。抑圧すると潜在的な能力を発揮することができなくなるのも、脳という器官の特徴です。
引用文献:アスコム社 養老孟子&茂木健一郎の「天才脳の育て方」
中学受験をするということで、幼い子供にテストで評価されるという過酷な体験を科してしまう、そしてその代償は大きいかもしれないということは認識しておかなければならないと思っています。
とはいえ、私の中学受験させたいという気持ちは強いです。上に書いたメリット(希望)があるからです。
今はまだ小学一年生なので、非認知能力重視で勉強はゆるくの方針ですが、3年生になったら座学量アップに方針転換の予定です!
またそのころに記事を書きますね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!
中学受験を見据えた我が家の楽勉グッズを紹介しています☟