こんにちは!
逆張り投資家のママコアラです。
普段、私は逆張り投資をしているのですが、逆張りではコロナショック後の上昇トレンドについていけませんでした…。
過去の有名な逆張り投資家の本を愛読し、私の思想は逆張りで形成されています。
これを順張り思考に変えるのはかなり苦痛を伴います。
すでに、「私は逆張りでしか儲けられない」「逆張りじゃないとだめ」という思い込みが強く、行動変容を考えると絶望が襲います。
だからこそ、行動変容が大事!
辛いと思うことをやるのが逆張りなら、順張りをやる自分はやっぱり逆張りなのです…w。
現状維持バイアスに負けない!
常に変化を恐れない!
今回は、「逆張り投資家がやる順張り」というスピンオフな記事を書いていきます。
こちらの3冊を参考に順張り戦術をたてます☟
順張りの巨匠オニールに学ぶ
順張りと言えばオニール!
オニールの名言をご紹介します。
名著「オニールの相場師養成講座」ウィリアム・J・オニール著(PanRolling出版)からすべて引用させていただいています。
株は、下げているときではなく、上げているときに買う。
買い増しは、もともとの買値よりも下がったときではなく、買値よりも上がったときにする。
株は下がりに下がって割安に見えるときではなく、年初来高値近くで買う。安値に沈んでいる株よりも高値に上がっている株を買うのだ。
米国の超成長企業を予測するのにほとんど役に立たなかった過去50年間の企業の簿価、配当、株価収益率(PER)はほどほどにして、利益の伸び、値と出来高の動き、そしてその企業がその業界で最も利益を出しているかどうかという、もっと重要な実証済みの要素に注目する。
市場が従うのは、需給と供給の法則だけだ。あなたが投資家としてこの現実を把握し、市場に逆らわず、市場に沿って行動することを学ばないかぎり、よくても並程度の成果に甘んじることになるだろう。
「上がっている株はもっと上がる、下がっている株はもっと下がる」
勝ってる投資家さんたちの名言と同じ!
逆張りは「誰も見向きもしないもの」を狙いますからね…。スタイルが真逆!
思考の切り替えが楽しそうです☆
株が値を戻すのを願って待つのではなく、小さな損失が出たらいつもすぐに売ることを学ぶ。
損切りが苦手なこともあり、暴落買いの逆張りスタイルをとっていましたが、損切りが快感になるという感覚がわかってきたので、順張り投資ではタイミングを逃さずに損切りしていきます。
※詳細は売りタイミングの項(下記)に記載しています。
逆張り投資の損切り記事はこちら☟
チャートになじむことが必要だ。チャートはその銘柄や市場に手を出すべきか、手を引くべきかを教えてくれる。
順張り投資では、買いタイミング、売りタイミングをはかるのにチャートを活用していきます。※詳細は下記に記載。
逆張り投資のチャート記事はこちら☟
こちらにオニールの本を簡単にまとめます☟
私の順張りスタイル
想定投資期間
想定投資期間:短期トレード(1か月前後をイメージ)
順張り投資で中長期投資をする自信はないので(メンタルで振り落とされそう…)、一か月というトレード期間を想定しています。
逆張り時はスイング~中期投資をイメージしています。
PF(ポートフォリオ)の組み方
集中投資が基本!
※当面は銘柄1つに絞ります。
買い上がって枚数を増やしたいので、資金が小さいうちは1銘柄しか買えません。なので、1つ売ったら次を買うという形で進めていきます。
逆張りと順張りの思考を完全に分離させるために、逆張り用の口座と順張り用の口座は別にしています!これで成績がクリアになる!
逆張りでは集中投資はしません!
その記事はこちら☟
対象銘柄の探し方
勢いのある銘柄で順張りトレードをしていきたいので、株価が新高値更新、業績が最高益更新という2点から銘柄を探していきます。
逆張り時は直近1年最高値から50%下落を狙います。
「年初来高値更新」と検索すると、ヤフーファイナンス、株探、日経新聞社、株マップ.comなど色々なサイトが出てきます。
ヤフーは掲示板(株クラのチャット)にジャンプできるし、株探は適宜開示などニュースにジャンプできる、日経新聞はランキング一覧でチャートがみれるなど、使い勝手が違うので、お気に入りのものを見つけてください。
そこから気になる銘柄を見つけます。
「最高益更新銘柄」と検索すると、株探のサイトがでてきます。
そこから気になる銘柄を見つけます。
基本的な銘柄分析は、逆張りと大差ありません。
財務の安定性、業績の伸び、需給(売り圧力が強すぎないか)などは、これまで通りのやり方で見ていきたいと思います。
ただし‼
逆張りの時とは違い、
順張りでは、
- 2桁増収
- 少々割高でも気にしない
- EPS(一株利益)の連続増加
- その業種で一番の会社
を重視します。
※EPSは前年同期比で伸びていればOK
EPSに関しては、普段はあまりみません…。
特損、特益等を考えてしまい、やはりEPSを軽視する自分がいるのですが、ここはあまり考えず「株の買い時」さんのスタイルにのっかります。株探で四半期ごとのEPSが経時的にみれます。
逆張り時の銘柄の選び方はこちら☟
逆張り時は売上高、営業利益、営業利益率重視。高PERは避けています。
買いタイミング
地合いの確認
地合いのいいときに買った方が、個別株も上昇しやすいので、日経平均やマザーズのトレンドを確認します。日経平均は日本株全体の心象となるので、とても重要だと考えています。
マザーズは日経平均とは逆の動きをすることもあるので、マザーズ銘柄はマザーズ指数のトレンドも確認します。
さらに、日本株はアメリカ株の影響を強く受けるので、アメリカ株の動向も確認が必要です。
「株の買い時」さんのまねをして、日足チャート25日平均線(移動平均線)が上向きであれば、地合いはクリアとします。
素人投資家だからこそ、全体の雰囲気を確認するのはとても大事!
個別株の分析で至らない点を補ってくれると考えています。
銘柄のテクニカルを確認
まずは、上昇トレンドにあることを確認します!
- 日足チャート200日平均線が上向き
- 出来高が連続して増えてきているか
- 長い保ち合い期間×狭いレンジの後に来た高値かどうか
- カップウィズハンドルを形成しているか
「株の買い時」さん、オニール、DUKE。さんを参考にしています。
逆張りでは週足右肩上がりならOKとしています。逆張り投資と言えど、トレンドに順張り、材料が逆張りが基本です!
上昇トレンドに入るのは、「高値掴みになるのではないか?」と不安になってしまうものです。
私も以前、新高値ブレイクの本を読み、高値追いをしてみたことがあるのですが、ことごとく失敗。
テクニカルをまったく見ていなかったのが敗因だったと思います。
ボリンジャーバンド(+2σより上は買わない)、移動平均線乖離率(11%以上は買わない)を使用し、過熱気味なときのエントリーを避けていきたいと思います。
ボリンジャーバンドは逆張りでは使えないので(創設者が順張りを推奨)、順張り投資でボリンジャーバンドを使うのが楽しみです!
逆張り投資の時の私のテクニカル戦術はこちら☟
買い注文の入れ方
DUKE。さん、オニールを参考に、
- 新高値更新日の翌営業日、寄付成行で 買い付け
- 買い増しは前回より必ず高い株価で買う
- ナンピン厳禁
- 1回あたりの買い付け金額は同じにする(株価が上がるたびに1回あたりの購入枚数が減る)
逆張りでは成行買いはしますが、値動きを見ながら注文を入れます。もちろん、買い増しは苦手。
寄付成行注文はほとんどやったことがないです。だからすごく新鮮!
売りタイミング
わたしが知っている唯一の確実な方法は、株価が上昇している間に売って利益を確定すること、そして株価の勢いがなくなり下降し始めたら売って早めに損切りするという現実的なプランを持つことだ。
具体的には、株価が買値から20~25%上がったところで保有している一部を売ること、7~8%値が下がるまでにすべて損切りすることだ。
引用:オニールの相場師養成講座 PanRolling社 著者 ウィリアム・J・オニール
20~25%の利益で満足する
オニールに従い、20~25%高で一部売却ルールとします。
順張りでは集中投資をするので、確実な利益を優先します。
逆張りでは「利」はできるだけ伸ばすというルールです。
25日平均線を割ったら売る
「株の買い時」さん曰く、25日線を割ると激しく売られることが多いそうです。
2桁増収から逸脱したら売る
この視点はありませんでした!「株の買い時」さんに感謝しかないです!
グロース投資は、エントリー理由が「企業の成長」なのです。2桁成長を思い描き投資しているのに、成長スピードが落ちたとしたら、それば売却のサイン!
7~8%値が下がれば売る
どうしても私には損切りを避けたい心理があるので、〇%下がったら売るというルールは必要なのです。
オニールを参考に7~8%をロスカットラインにします。
逆張りは、MAX25%値が下がったら損切りするというルールです。
逆張りではロスカットラインをかなり下に置いているので、あまりひっかかることがありません。そのため逆指値を設定していませんが、順張りでは逆指値設定もやっていこうと思います。
逆張りと違うことをやるのが楽しいのです!
逆張り投資の損切りルールはこちら☟
指数に比べて弱ければ売る
日経平均と比べて弱ければ売る。これはDUKE。さんの本を参考にしました。
個別は常に地合いの影響を受けます。
集中投資の順張りだからこそ、安全第一で行きたいと思います。
私の逆張りスタイルはこちら☟
まとめ
逆張りだけでは上昇トレンド時に成績が振るわず、メンタルを消耗してしまいます。しかし、逆張りは下落相場やレンジ相場には強い!
逆張りも順張りも使いこなして、「いつでも勝てる投資家」を目指します。
ただし、順張りでも強欲は危険!
行動科学、メンタルコントロールは常に意識していきたいと思います。
記事はこちら☟
最後までお読みいただきありがとうございました!